遮光器土偶萌え
おととい京都文化博物館で『オルメカ文明展』を見て来た。展覧会自体はとくに心引かれるものはなかった。感想としては、半人半獣のジャガー神って、鬼瓦とか狛犬に似てるなぁ、とか、土偶の人たちってなんだか宇宙人ぽいなあとか、かなり貧しい感想を持ったくらいである。
むしろミュージアムショップに期待していたかもしれない。南米物産展めいたショップには、なにか面白いものがあるはず!
ところが期待に反して、心引かれるものが、ほぼなかったのだ。
とはいえ、二重に円を描く『マヤ暦』デザインのTシャツやクリアファイルはちょっと食指が動いたし、花の香りがしてフルーティな味わいらしい『マヤ珈琲』は、つい好奇心に負けて買ってしまったんだけどね。花や果実を形容されるのは、紅茶なら判るけど、珈琲って!?と、つい食いついてしまったのである。でも、『マヤ珈琲』っていっても、原産国は当然マヤではなく(マヤはずっと前に滅びてしまった)、グァテマラだぞ。しかもパッケージは日本語だ。
京都国立博物館同様、京都文化博物館にも企画展のショップ以外にも、実は常設のミュージアムショップがあり、過去の展覧会の絵はがきやカタログなども購入できる。そこで琴線に触れるものを見つけてしまった。
遮光器土偶を大胆にデザインした一筆戔である! たぶん東京で開催された『土偶展』をきっかけに作られたものなのだろう。
大喜びで買って、帰宅後、家族に見せびらかしたのだけど、みんな大変クールな反応で、がっかり。私だけか、遮光器土偶に大ウケしたのは・・・。