すいかの味
以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。
先日H氏に「奥目の八ちゃんの西瓜はうまかったか?」というメールが届いたらしい。ちなみに「奥目の八ちゃん」とは往年の吉本新喜劇の看板スターだった故・岡八郎のことである。
一応彼にも結論は伝えたが、彼は「あまいもの」一切を食べないので、実際に西瓜を食べた私とKちゃんの意見を述べたいと思う。
結論。
思ったほどにはおいしくなかった。でも「たねなし西瓜」としては、美味しいのかもしれない。
確かにタネがないので面倒くさくなく、食べやすかった。タネ嫌いの人や、タネを飲み込んで盲腸になったら困るという方や、子どもがタネを飲み込んで盲腸になったらと心配で、いてもたってもいられない子煩悩な方には、ベターな西瓜だと思う。
でも、実は西瓜の一番美味しい場所は、タネ周りなのである!ということに、食べてから気づいたのだ。
あのタネ付近のとろっとして甘味の強い場所が、当然のことながらタネなし西瓜にはない。利便性・効率性をとるか、旨さをとるかという選択になる。ほとんど社会問題と同じだ。
ということで、普通にタネのある西瓜のほうが美味しい。利便性、効率性は味気ない、という普遍の事実に母娘で同時に気づいた昨今である。