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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

呆然と余韻にひたる。

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 最後から2回目の連続ドラマ「さよなら私」を見終わり、呆然。今夜はもう、使いものにならないくらいの余韻。ほんとはもうひと仕事するつもりだったのにな。

 心が入れ替わっていた親友の友美と薫が、ついに自分のカラダに戻るラスト! 戻るための魔法は、なんともメルヘンで可愛くも美しい。そしてあまりのメルヘンさにちょっと笑う。まるで「白雪姫」。あるいは「眠りの森の美女」。これを思いついたとき、作者の岡田さんは、心でガッツポーズしたんじゃないかとすら思う。脚本書きながら、にやにやしどおしだったりして。

 すごいヘビーなストーリーなのに、この透明感って。この美しさって。深い苦悩をくぐり抜けて、どんどん強くなる女性たちと、その友情。毎回自然に流れるなみだなみだ。なんだろ、これ。悲しいとか、可哀想とかだけでなく、おそろしくいい音楽を聴いたときみたいな、心がまるごと持って行かれたみたいな感じ。

 本日は、癒し系の春子さんが、友美の夫・洋介さんに対して、ずけずけホンネでものを言う刺々しさに、「よくぞいってくれた!!」と快哉した女性視聴者がどれだけいただろう(笑) 「あんたみたいな男が、一番タチが悪いのよ」って今までどれほど言いたかったことか。

 それにしても(脚本家の)岡田さん、こわいほど女の気持ち判り過ぎ!