読書会「流れる」
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9月11日はヤング読書会。テキストは幸田文『流れる』。
なんと初・幸田文さん。読みたい読みたいと思いつつ、放置していたのだ。で、これがもう、面白いのなんの! ひと昔前の小説だけど、主人公の価値観や生き方、ものの見方の賢明さに、蒙をひらかれる思い。幸田文さんの、あらゆるものを捉える鋭さも素晴らしい。
最近の「絶望して」「癒されて」「救われた」パターンの小説に飽きたらない人には、全力プッシュしたい。皆さんの評判も上々で、これはシニア読書会でも課題図書にできそうだな。
帰り道、近江八幡市の「茶楽」近くの路地にて採取した「飛び出し人形」。自転車乗りの飛び出しくんは、初めて見ました。
やたらいいお天気のドライブ日和でした。