なまはげ館
いよいよ「なまはげ館」に入場。
あ、ポストが!
ご当地ポストというものを最初見たとき、上に3次元で地元ゆかりのものが乗っかっているのに驚いたものだが、ここは2次元だった。
うっかりすると、見逃してしまいそう。でもチープな3次元よりはいいかもしれない。なまはげの赤が埋もれない様、金色(黄土色?)のポストにするというのも珍しい。
ここから絵葉書を送ったら、なまはげの消印付きになるのかなあ? 今更ながら、送ってみたかった。でも集荷は1日1回だ。
石造りの、きれいでりっぱな建物だ。
タクシーの運転手さんが教えてくれたが、館内は写真撮影OKなので、なまはげさんに「写真とるやつぁ、いねがぁ〜!」と包丁で脅される事はない。
玄関マットもなまはげさん。あらゆるものが「なまはげ」尽くし。とば口から、なまはげが溢れている。
なまはげ解説パネル。男鹿の山々は、山岳信仰の本場、修験道の聖地だったんだ。
能面の元祖のような面のかずかず。白木のものもある。
「ちゃんと見ていげ〜!」と、なまはげさんに叱咤激励される(妄想)。
なまはげ変身コーナーも設置され、至れり尽くせり。休日には大人気で行列ができるそうだが、この日は閑散と。団体さんがいなかったからかも。
藁靴まで!!
正統なお面。「なまはげ」が古い神事だというのも頷ける。
小惑星に「ナマハゲ」のネーミングが!!
「こんな顔の小惑星、おらんやろ〜〜! ちっちきち〜」というだみ声が聴こえて来そうだ(汗) でも面白い。
こちらは、「図解・なまはげ大解剖」的パネル。
これであなたも「なまはげ博士」だ。と、子ども用書籍には書いてあるはず。
大晦日に雪の中をやってきたナマハゲと、家の主人が最初に定型で応答する。そんなオープニングイベントにあたる「なまはげ問答」を説明するパネル。
「なまはげ問答」・・・? 似たものを知ってるぞ。
・・・そう、今年の節分に聖護院で見聞きした「山伏問答」だ。これもやはりオープニングイベントだった。なまはげと山伏、やはり、どこかでつながりがあるのかもしれない。
「ケデ」の説明パネル。「ケデ」は藁で作った蓑(みの)のようなもの。なまはげのコートだ。「ケデ」は、人を神に変える衣装なので神聖なものらしい。暴れるなまはげから落ちた藁は大変にありがたいもので、厄を祓う装置になるらしい。なまはげがやってきた家では、そのまま掃除をせず、しばらくは藁の落ちたままにしておくそうだ。
秋田県内や海外の、なまはげに類似した民俗行事で使われている面の展示なども。
真ん中の細長くて大きいこれ、H氏好きそうだなあ〜!
う〜〜ん、プリミティヴ!!