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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

尾道、坂道、街歩き

崖っぷちに波板建築は、カフェかな? 

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波板建築カフェなんて珍しい。と思いきや、

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ガイドブックにも載っている「ミーシャのハーブ庭園 ブーケ ダルブル」という、こだわりのオーガニックカフェだった。

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「崖っぷち浪板カフェ」としてインパクトのある広報をしたらいいのに。もっとお洒落度がなければ面白いのになあ、と思う私は、きっと少数派なのだろう。

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どちらにしても、準備中なので入れないのだが。さあ、またしても坂を降りる!これ、足腰丈夫なら、楽しくてしょうがないだろうなあ。いや、丈夫じゃなくても充分楽しい。これがホントの「空中散歩」だから。

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甍の波の間から垣間見える、さざ波光る本物の海。

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煉瓦のように切り出された石垣、桧皮葺の門扉、石垣の上の白壁、石畳。贅沢だ。

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どこまでも続く壁からのぞく紅梅が、風景に色を添える。塀に映る樹々の影も、どこかセンチメンタルで風情がある。

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囲い込まれた美しい深窓の令嬢のよう。

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今、この写真見て、初めて気づいたけど、ここが「電柱のある坂道」なのかも。なにげない場所だけど、ロケ地巡りスポットのひとつなのだ。

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りっぱな日本家屋の前を通り過ぎる。

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比較的新しい塀は、木材と土壁。真ん中の波板の庇がご愛嬌。

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ずいぶん坂がゆるやかになり、平地も間近になった頃、ツートンの塀に遭遇する。

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丸木の支えが下にいくほどフェイドアウトし、コンクリートに埋もれて行くのが面白い。

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連続で見ると、ちょっとかっこいい。

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そんなこんなで、坂の終了地点に到着。

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向こうに見える傾斜した屋根は、ロープウェイ乗り場。こんなに民家に近いところに乗り場があるのもスゴイ!!

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しかも、チケット売り場のお隣には鳥居!

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この神社こそが、ロケ地で有名な艮(うしとら)神社だった。

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扁額だけの屋根が取り付けられている。

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両側ギリギリに建造物があって、あまりの片身の狭さに鳥居がそり上がっている。

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この境内では映画「時をかける少女」や「ふたり」のロケが行われたのをはじめ、アニメ「かみちゅ!」の舞台としても登場した(アニメについては、これを書いている今、初めて知ったが)。

猫の細道〜三重塔

いかにも昔のお屋敷然とした佇まいの見事な塀が続く。

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この宝珠のような形にくり抜かれた窓といい、自然木の柵といい、うっとりしてしまう。

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その先には、こんな茅葺きの門が登場。自然木の柱にひれ伏したくなるような門だ。

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ちょっと不思議な感じのお店は、もちろんまだクローズド。

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いよいよ「猫の細道」色が濃厚になってきました。掲示板も猫だらけ。

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どうぞ、といわれてもオープンを待つ訳にはいかないのです。

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猫石を発見。5月には猫祭りがあるらしい。

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ひなたぼっこをするクロネコ。荷物は運ばない。声を出すのも面倒なので、黒板に「にゃ〜」と書いてあった。

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このセメントの模様は、たぶん猫のつもりかもしれないが、見ようによっては鬼のようにも(汗)

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どんどんあがる。

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招き猫美術館発見。もちろん閉まっているけど。

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こちらはいわくありげだと思ったら、

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やはり尾道も広島なのだ。祈りを捧げる。

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モザイクタイルで壁面が飾られた路地を抜ける。

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瀟洒なカフェ「梟(ふくろう)の館」。もちろん準備中だ。

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そこから今度は下っていく。先程の天寧寺の三重塔がすぐそこに。

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近くまで行ってみた。見上げると大迫力だ。

 

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こっちから、

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そっちから、

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もっと近くへ。

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丸瓦から獅子が! 凝り過ぎでしょう!! こんな立体的な丸瓦、初めて見た!

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鬼瓦もユニーク!

 

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そんな三重塔は、こんな絶景を見下ろしている。

 

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それでは、ふたたび石段を下って

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細い路地を歩く。一体どこへたどりつくのだろう?? (なんて行き当たりばったりなんだ!)

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神社は工事中。

坂の上の路地にも、民家以外の諸々の場所があって、ただ歩いているのも楽しい。

なんでしょうね「はちみつ」って。カフェ? それともほんとに「はちみつ屋」さん?

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「小さな趣味の博物館」。どんな趣味なのか、いまひとつ把握できない。まだ朝が早いので(10時前)、どこもクローズドなのだ。

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でも気になるので、ここを訪れた方のブログを貼っておきます↓

15-7:広島県 尾道 小さな趣味の博物館

館長さんが熱弁をふるわれるそうなので、時間の余裕を持って訪問した方がよさそう。でも尾道の歴史については聴いてみたかったなあ。象牙取引が禁止になったので、その代替としてカバが乱獲されたという話も興味深かった。山陽新聞の記事も添付↓

尾道 小さな趣味の博物館

どうも極私的な国内外の骨董品や美術品のコレクションを、公開されているようだ。尾道愛あふれる館長さんらしい。

 

路地を抜けて登りの坂道に入る。あとで知ったんだけど、ブロック塀の工事中の神社は艮(うしとら)神社。有名な映画のロケ地である。

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この境内で、映画「時をかける少女」や「ふたり」のロケが行われたのだ。

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 ブロック塀の隣にあるのは「代々七福稲荷神社」という、ちょっと愉快な?名前のお稲荷さん。どうせ工事中なので境内には入れないから、サイドから覗き見。

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巨大な樹々がいくつも。

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ズームにすると、なかなかていねいにつくられた社殿らしいことが判明する。

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立派な拝殿。

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奥には本殿。

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丸瓦が独特で美しい。

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ここまで登ったら、もっと登るべきなのかと一旦思案。

 

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足場の中には、注連縄をかけた巨石も。なかなかの光景だ。

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少しのぼったら、コンクリートに、こんな足跡が残っていた。

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これはきっとガイドブックにあった「猫の細道」だ。やはり登ろう。

天寧寺

本通りを歩いていたら「天寧寺→」とあったので、行って見ることにした。なんてテキトーなんだ!

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例によって路地を抜けて大通りに出ると、数段の階段と鉄路に遭遇する。ここは踏切ではなく、線路の下を通り抜けるタイプ。

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天寧寺は五百羅漢さまたちがいらっしゃることで有名らしい。

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それにしても、ホントに「線路の真下」なんだ!! なんかすごいぞ!

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できれば電車が通り抜けるのを待って、くぐりたくなるような(汗)

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はい、くぐってさらに段をあがる。

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見上げればこんなふう。

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横をみればこんなふう。

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石柱をぬけると門が見える。

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でもその途中にある石灯籠に「秋葉大権現」って書いているのが気になる。天狗の三尺坊と同一視される、火伏せに霊験あらたかな神が「秋葉大権現」。

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ちょっと竜宮城みたいな門。

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ひょうきんに威嚇する鬼瓦さん。バックには飛び跳ねる魚も。

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門をくぐって真っ青な空を振り仰ぐと、ロープウェイがすれ違っていた。

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昨日訪ねた千光寺の真上だなあ。ギリギリ。

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ほんとに尾道は歩く街だね。

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こんなにコンパクトに集まっているんだもの。

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境内山手には貞治6年(1367)に足利義詮が建立した国重文の塔婆(海雲塔)がある。

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本堂は禅宗らしからぬ装飾に溢れている。

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 紋付きの正面の装飾瓦。かわいい。

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雲がリボンのよう。花の装飾も流麗。

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丸瓦は梅紋。

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檀家のひとたちが菊の花束を持って入って行かれるので、入れ違いに入ってみる。

 

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ひろびろとした本堂にお参りして、朝の日差しが入って来るのをながめて、しばし、ぼおっとひとりで佇んでいた。まだ目が覚めてないのか?

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居心地のいい本堂だった。

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今度は、五百羅漢さまのいらっしゃるお堂に移る。

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海の街らしく波の欄間があった。

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羅漢さまも圧巻だけど、天井には格子絵も。

 

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最後に、門の正面に見えた庫裏へも。

 

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太い曲木の梁がかっこいい。

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叩かれて腹のえぐれた魚板。魚の表情は、もちろん「ギョ」としている。

 

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あっ、今頃気づいたけど、門の上は鐘楼になっているんだ!

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撞木がいかにも「裏山で切り出しました」感があって、素敵。

 

尾道みなと館

夜・朝2食付きの宿泊プランなので、1Fのホテルに併設されたレストラン・パブ「クルセロ」にて晩ご飯。飲み物はウェルカム・ドリンクとしてサービスしていただき、オレンジジュースを所望した。

 

ソファにあったシマウマのクッションがかわいい♡ シマウマはこのホテルのマスコットなのだ。

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軽めのイタリアン・ディナーで主食はパスタだけど、、メインディッシュはカキフライ3個か生牡蠣2個のどちらかを選べる。もちろん殻付き生牡蠣をセレクト。(すでに殻からは身をハズしてあるので)貝のすきまから引っぱりだして食べる。二粒とはいえ、大きくて落涙ものに美味しかった。身に余る贅沢。

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でもやっぱり、カキフライも追加注文してしまった(汗) 軽めの夕食とはいえ、たべすぎ〜!

 

お風呂は部屋にはなくて、館内のラジウム温泉へ。事前に受付で容器をいただいて、シャンプーバーで好みのシャンプーとリンスを選んで容器に詰めてから、ゴー。

温泉 | 尾道 天然ラジウム温泉 宿泊 | 尾道みなと館

ラジウム温泉は、湯船の横に「入浴方法」が列挙してあるので、そのように。

効力があるぶん当りが強いので、長湯しないこと。たしかに3分くらいで充分だった。1日に続けざまに入らないこと(食前/食後とか)。それはもとよりしない。めんどくさいので。

 

充分にあたたまって疲れもすっかり取れたので、マッサージチェアの出番なし! なぜかちょっと損した気分も。

 

部屋に戻ってからは、テレビのニュースなどを見つつ数人の友達にお便りを書く。山頂の千光寺公園のお土産屋さんで買った「とぼけた猫写真の絵葉書」で。眠くなる限界まで書いてから、就寝。

 

翌日は朝風呂に入って、8時半には出かける予定。

 

朝ご飯は、ホワイトカレーがメイン! 

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バイキング方式だけど、カレーだけでおなかいっぱいだよ。ホテル側の作戦か!? まー、美味しかったけどね。

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いいお天気になったし、さあ、どこから行こうかな?

 

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海側を歩く。

せっかく海の近くに来たので、海のそばを歩くことにする。向こう岸にあるのは造船所。

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あんなに近くに島があるなんて。まるで岬のような近さだ。

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ゆったりと暮れて行く凪いだ海。

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こんなところに、ひとり用の椅子? いえいえ船を陸につなぐ舫綱(もやいづな)をかける突起。カッコ付けの男が片足のせてポーズ取るところ。

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こんなふうにね↓

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そろそろ「とっぷりと暮れて」きたみたい。

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海と反対側には学習塾。受験が済んだ今頃、先生方はつぶやいているかも。「おわった・・・なにもかも・・・」(@by 力石徹あしたのジョー』より)

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♪街のあかりちらちら あれは何をささやく♪

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いかにも波止場。マリンな夕暮れ。

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そんな場所で、素振りの練習をひとり黙々としている高校球児がいた。そのまま歩いて行くと、市役所にたどり着いた。お役所仕事というけれど、6時を回っても煌々と灯りがついている。時代は変わった。

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そんな尾道市役所の門番は、

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笑顔で市民を歓迎する神の使いだ。

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玄関には狛犬、市役所裏は海。こんな市役所、ちょっとないかも。

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手ぶれが激しくてすみません、尾道映画資料館です。もちろん、時間も時間なのでクローズド。

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資料館の角の雨ざらしですが、たぶん映写機かと思われます。かっこいい!

このあと中の道に戻るだけなのに、想定外というか案の定というか、しばし迷子に。あれえ、この近くなのはわかるんだけどなあ。

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彷徨っている間に、こんな看板猫を発見。パブ&ライブハウスのお店みたい。

 

人通りが少ない路上で、洋品店のお姉さんがご近所さんと立ち話をされているにに割って入り、ホテルの場所をきくと、ほんの目と鼻の先(汗) 話の腰を折っちゃったのに、とてもきさくで親切に明るく教えていただいた。「ほらあ、あのお風呂屋さんだった◯◯ちゃんの、最近新しくした場所だよ!」と、おしゃべり相手のご近所さんにも教えてあげてらした。そうです、去年オープンしたばっかりの、ラジウム温泉が売りのホテルです。

 

すでにチェックイン済みなので、そのまま2Fへ。アットホームなだけに、エレベーターは、なし。

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でもできたばかりだから、きれい。

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最近主流のカードではなく、キーを使って入るタイプの部屋。

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シングルの部屋が満席で取れず、しかたなく2段ベッドのツインに。お子様には、大興奮をもって喜ばれそう。私が棚だと思っていたのは、階段だったのか・・・と、今頃気づく。そりゃあそうだよね。

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ソファもごろ寝できるくらいゆったりだ。ホテルの自分の部屋で、わざわざソファでごろ寝はしないけどさ。

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なんとマッサージチェアまで! これはうれしい!と思ったのに、一度も使うことなくチェックアウトしてしまった。その理由は次回に。

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下山完了。

早咲きの桜が咲いていた。河津桜かな?

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隣には蜜柑の木がいくつも実をぶら下げていた。

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左近の桜、右近の橘みたい。

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でもここは紫宸殿(南殿ともいう)前庭ではなく、単なる尾道の絶景が見下ろせる広場だ。春宵ののどかでロマンチックな気配は、おのずと恋人たちを引き寄せるみたいだ。

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絶景を眺めるベンチは、恋人たちの憩いのスペースになってしまったので、

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あれ? あんなところに蜜柑が?

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ひよどりさんの格好のえさ場でもあったのね。

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しかたがないので、ひよどりさんを撮ったついでに、ズームして写真をパチリ。

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ふたたび石段にリターン。くだっていきます。

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こんな看板があったり。

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窓のある土壁と、竹を敷き詰めた壁面を持つお家を発見。

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蔓の格子がついていて、磨りガラスが嵌められた窓。贅沢! 竹だって、りっぱなものみたい。太いし丈夫そうな風格がある。樋は高級な銅製らしく青く錆びている。

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いい物件だなあ。

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と、ついつい枚数を重ねてしまう。

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さらに下って行くと、

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こんな洋館も。

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きゃー!ステンドグラスの入ったデザイン丸窓がお洒落♡ 玄関ドアの上の磨りガラスも高級感を醸し出す。

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細い路地の塀があまりに立派なので、思わず誘われて迷い込む。

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まるで城壁のような白壁! その下は石積み! 住んでいるのはお殿様ですか!?

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突き当たりの立派な豪邸には、猫が佇んでいた。路地の細いつきあたりを曲がると、

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お寺があった。

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ここはどこ? あなたはだれ? と聞くまでもなく名乗ってくれた。

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信行寺というらしい。

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さあ、最後の坂をくだるぞ! この光景もずいぶん見たので慣れてはきたが、やはり目には興味深い。

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なんだろうね、このワクワク感は。

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踏切を渡って道路に出ると、こんな方々がお祀りされていた。このタイプのお地蔵様は初めて見た。

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線路をつくるときに移動されたのだろうか。

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高低差だらけの不思議なまち。「ブラタモリ」のロケをぜひおこなって欲しいところだ。

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さすがに疲れてちょっと高級なコーヒーが飲みたくなったので、UCCみたいな雰囲気のあるカフェでひといき入れる。いい感じに暮れて来ましたよ。

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