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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

キング・オブ・コントを少し

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 もうすっかり過去の話題になってしまって恐縮だけど、コント日本一を決める「キング・オブ・コント2009」の決勝戦の話。でも、私が観たのは家事の合間に1/3くらいかな。

 もちろんKちゃんは、自称(!)「お笑い評論家」なので真剣に観ていた。ド素人の私が放つ質問や意見にも、鋭い分析や詳細な説明をしてくれるので、大変勉強になる。

 「決勝戦に出ない芸人さんたちが点数をつけるのって、どうなん?」

 「うーん、お笑いのことをわかっている人たちだから、「お笑い」に関してマチガえないとは思うんだけど・・・難しいとこやね。例えば優勝してる人たちは、たいてい芸歴が長いし、やっぱりそういうこと(下積み時代が長いこと)も審査する芸人さんたちは考えてはると思うんやな。すでにメジャーになって『いい気に』なってる人には、反感もあるだろうし」

 「得意な持ちネタをするのか、初ネタをするのか、どっちが有利なんかな?」

 「お客さんの手応えのいい、完成された持ちネタっていうのは、半面みんな何回も観てるから、『今まで観た中でのでき不出来』も判定に勘定されてしまうんや。ウチはジャルジャルの1回目のネタを今まで5回みてるし。しかもその内1回は目の前のライブで。あの1回目の点数の低さは、そういうことも含まれるんやと思う」

 他にも「ロッチ」もなかなか好き。「しずる」も、ほのぼのした終わり方に幸せなものを感じるし、そこが人気の素なんやと思う。東京03は、洗練されてるし演技もうまいし、安心してみていられるけど、笑いの点でなんか物足りひん。など、いろいろと語ってくれた。

 ところで、我が家で絶大な人気を誇るのが、モンスターエンジン。個性派ぞろいで趣味も違うのに、なぜか圧倒的に集中的に支持されている。

 彼らは笑いのフロンティア魂を持つ人たちみたいな気がする。気負わないハッピーな冒険家みたいな。

 1回目の競馬中継のネタは、しかし予想外にツボを外れてしまった。そして予想通り、いまいちな点数だった。妥当な評価だと思った。ちょっとばかり、がっかりした。

 ところが、二回目の落ち武者の背後霊のネタで、すっかりKちゃんと盛り上がってしまった。あまりにもツボにはまってしまったのだ。

「なにこれ〜! 面白すぎる〜!」

「とくに落ち武者が歌って踊るとこ〜」

 そう、ここが一番のツボだった。槍がカラダを貫通したざんばら髪の落ち武者(しかも背後霊)が、明るくしゃべりまくったあげく、歌って踊るっていうのは、とんでもないビジュアルだったのだ。意表を突かれたというか、盲点を暴かれたというか。

 彼らの出番が終わってすぐ、Kちゃんの携帯が鳴り、彼女とお笑いをアツく語り合う友達のNちゃんからメールが届く。彼女が近くのスーパーに一緒にジャルジャルを見に行った「お笑い友達」である。

『モンスター・エンジンは、新しいフィールドに立った!!』

 みたいな内容の、感動に満ちたメールだったらしい。

 私もすっかり彼らの出来映えに満足してしまい、もう、これで充分です状態だったのだ。彼らの笑いの余韻を楽しむべく、テレビから離れ、家事に戻ってしまったくらいだから。