親ばか、しみじみ
先日、Kちゃんと京都へ行ったときのこと。
四条に着き、新京極あたりでお昼にして、その後二手に分かれての自由行動に移った。
私はそのまま寺町の方向へ、彼女は寄りのロフトに行ったらしい。
待ち合わせの時間が迫っている頃、携帯が鳴った。Kちゃんからだ。ちょっと遅れるという知らせ?
「あ、おかーさん? いまウチ、『アランジアロンゾ』のお店にいるんやけど、なんか要る?」
あー、かつて母娘で大盛り上がりして、『アランジペーパー』まで定期購読していたのを、覚えていてくれているんだー。感激。もう、それだけで充分ですわ〜(感涙)
「えーと、実際みてみーひんとわからへんし、おかーさんのはいいよ。Kちゃんの好きなの買ってきたらいいから」
「んー。わかったー」
待ち合わせ時間ジャストにやってきたKちゃん、
「このカッパと『うお』(魚のキャラクター)の電車ごっこしてる定期入れ、ええやん!?」
とちらと、戦利品を見せてくれた。なるほど、定期入れやし電車ごっこかー。
帰宅後、アランジアロンゾのキャラクター商品を袋から出して見せてくれる。
「あっ、この『うお』のクリアファイル、ええやん♪」と、思わずはしゃぐ。
「ええやろー? これ、おかーさんにあげる」
「ええー!? ええのー? ほんまにー?」(この時点では、まだはしゃいでいた/笑)
「うん。このワルモノ(アクマのような、バイキンのような、そのまんまワルなキャラクター)のノートも」
「・・・ありがと」(感涙)
ちょっとうるうるきたので、そそくさと彼女の部屋を出る。おかーさんの好きなキャラクター、覚えてたんや。やっぱり、Kちゃんはさりげなくさっぱりと「ええヤツ」なのである。おかーさんにだけでなく、たぶん誰に対しても。久しぶりに、しみじみしてしまいました。