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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

あたたかい物、あたたかい模様

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 編み物をしなくなって15年は経つ。きっともう、編めなくなっているのではないかと思う。何よりまずもって、「いつ編むんや!?」という魂の叫びが、自問自答形式で、胸の中でこだましている。押し入れに20年近く放置されている編みかけのセーターのことを考えても、胸が痛む。

  

 そんな私が「無理無理!」という理性に反旗を翻したくなったくらい、久々にグッときた編み物の本、三國万里子さんの『編みものこもの』。私の中では、ニット作家/きゆなはれるさんの作品を初めてみたとき以来の、衝撃。北欧風のすばらしいデザイン性。しかも、すっきりとシンプル。

 

 それを発見したのは、たまたま別件の本のネット検索をしているとき、ふと目の端に入った小さな表紙写真がひっかかり、それを展開したみたら、驚きの発掘物件だったという、偶然の出会いだった。アマゾンで覗き見してページを開いてみて、ひっくりかえってしまった、というワケなのである。だから、まだ実物を手に取ったわけではない。

 気になって、『編みものこもの』で検索してみた。するとなんと!

 

 永年憧れている、そして私が密かに、今年度中(来年3月まで)には三月書房に続いて踏破(!!)したいと目論んでいる本屋さん恵文社一乗寺店で大々的にプッシュされているではありませんか! ついでながら気になっていた『こぎん刺しの本』までも。

 さもありなん。だって比喩じゃなく、本当にドキドキするほど素敵なデザインなのですから! みるだけニッターと化した私のハートに火をつけるくらいですから! 

 しかも「ミトン」「キャップ」「マフラー」という「こもの」たちなので、たいへんに敷居が低い。もしかしたら、お店であれこれ選んだり悩んだりするより、編んだ方が早いかもしれない、とさえ思わせてくれる魔力に満ちた本なのだ。まだ見てないけど、きっと。編み込み模様だけど2色使いなので、編みもの上級者でなくても「なんとかなる」レベルだと思う。

 編みものの心得のある方は、これを見たら手芸屋さん(都会の方は「ユザワヤ」とか)に走り出しちゃうかも。「編みたい〜!!」という手芸欲と「欲しい〜!」という物欲の両方を満足させてくれそう。

 私はまず、このテキスト購入を目指して、明日本屋さんに走る予定です。これに関しては、図書館で借りるなんてことで満足できるわけ、ありませんからね。要するに三國万里子さん(の作品たち)に一目惚れなのです。