だれしも苦手はある。
昨日はお兄ちゃんの就職活動でPCを占拠されたため、翌日更新です。
Kちゃんが技術・家庭が苦手なのは知っていた。
縫い物の授業でKちゃんの四苦八苦した作品を見た先生は、一目で彼女の家庭科実技の実力をお見通しになり、自らやり直してくださった。
木工の授業で小さな椅子を作った時にも、アバンギャルドな「座ると非常に危険な椅子」を作ってしまったため、またもや先生の手で一から作り直された。
そしてつい先日のこと。指編みの授業があったらしい。そこでは、このようなことが展開されたらしい。
「みんな、50センチくらいできてんのに、ウチは5センチくらいしかできてへんの。おまけに毛玉だらけやってん。そやし先生に『毛玉だらけなんですけど』って言ったら、先生はちょきちょき切っていかはって、猫の吐いた毛玉みたいのがいっぱいできたねん・・・」
「う〜ん・・・この不器用さは誰に似たんやろ? おかーさんかな〜? 縫い物はたしかに苦手やったけど、編みものは独学で曲がりなりにもできたしな・・・もしかしたらお父さん??」
このとき結婚以来初めて「お父さんはまさか不器用では?」という疑惑の目が向けられたのだった。ついにH氏がその弱点をカミングアウトするときが来たのだ。H氏の告白が始まる。
「おじいちゃんがハンダ付けしたら、もともと付いてたみたいにキレイやったけど(おじいちゃんは超器用だった)、私が初めてハンダ付けしたとき、継いだところが、ぷくーと石みたいに膨らんだねん」
ここでKちゃん爆笑。
「ほいで、おじーちゃんが『なんやねん、これは!』って膨らんだとこ触ったら、ポキ!って折れたねん」
再度、爆笑。
「ええ〜そしたら、Kちゃんの不器用さはお父さんの遺伝やったんや! ほんまにコピーやったんや!」
おじいちゃんの恐ろしい程の器用さのDNAが受け継がれて出現するのは、いつになるのだろうか?