ちょっといい話
以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。
Kちゃんを塾まで迎えにいった帰りの車中、カーラジオではマイケル・ジャクソン特集をしていた。
それを聴いてKちゃんは、塾もクラスも一緒のMちゃん(男子)の話をしてくれた。
「Mちゃんな、どうしてもムーンウォークをマスターしたくなって、2時間練習しやはったらしいねん」
「ええ〜?? 受験生がこの時期に!? すごいな〜!」
「なんでもできる器用な人やから、こないだ朝会ったら『なー、ちょっと見てくれる?』って、ムーンウォークみせてくれはったねん。マスターしてすぐ家族に見せはったら、めっちゃウケたらしいし」
「わー、ええ話やん! 受験生がこの時期にムーンウォークの練習するなんて。それだけでもスゴイのに、家族も『そんなことしてる場合ちゃうやろ!』て怒らんと、温かく見守っててマスターできたら、やんやの喝采って! そんな家族ちょっとないで。ほんまにええ話やなー」
「うん、あそこの家は『ええ人ら』やから」
私としては、ちょっとどころか、ものすごく「いい話」だったのでした。
「出来る子の家は余裕があるから」と思う人もいるかもしれないけど、こんな話を聞くと、逆に「家族に気持ちの余裕があるから出来る子になる」ようにも思えるな。