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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

クール・ジャパン!

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

 すみません、実は後だしで21日の朝のことを書きます。あまりに面白かったので。

 洗濯物を部屋干ししながら、たまたまNHK-BS1(ハイビジョンだったかも?)を観る。たまたま観たのは、初めて観る番組『COOL JAPANー発掘!かっこいいニッポン』。私が観たのは後半部分だけだったけど、めいっぱい引き込まれてしまいましたよ!

どういう番組かというと、

COOL JAPAN」というキーワードが世界中で飛び交っています。

ファッションやアニメ、建築、料理など、私たちが当たり前と思ってきた日本の様々な文化が外国の人たちには格好いいモノとして受け入れられ、流行しているのです。

COOL JAPAN 〜発掘!カッコイイ日本〜」は来日間もない外国人の感性をフルに活かして、クールな日本の文化を発掘その魅力と秘密を探ろうという番組です。(番組HPより)

 具体的には「お題」があり、そのお題に沿って取材されたモノ、場所、人などを色んな国々の青年たちが自国を代表してディスカッションし、それがクールかどうかを検討する、というワールドワイドな番組。

 今回のお題は「ヒーロー」。アニメや特撮のヒーロー、ローカル・ヒーロー、歴女(レキジョ)が憧れる歴史上のヒーロー(ほとんどが敗戦の将)など。

 私が観たのは、歴女たちが戦国時代チックな居酒屋?で戦国武将についてアツく語り合うミーティングを取材した映像と、それについてディスカッションする外国の青年たちの部分。戦国武将が登場するゲーム(武将たちはかなりの美形になって登場)が入口となり歴女になった彼女たちが、自分の愛する戦国武将をミドルネームで呼ぶのが、面白くて! ちなみに彼女たちを取材したのはインド人女性。

 「私の国では歴史に興味を持ち、歴史上の人物に恋する女性はいないから、とっても感心しました。ゲームが入口でも戦国武将の本を読み漁り、縁の地に赴き、歴史に思いを馳せる。彼女たちは、本当に彼らのことを好きだってよくわかったの。とってもクールだと思うわ!」と、取材したインド人女性の感想。

 これに同感するのはアメリカ人の女性。「日本人には『もののあはれ』という文化があるから、たとえ負け戦の大将でも強い思いを持った人であればヒーローになれるのよ。アメリカにはそういう文化がないから、勝った人だけがヒーローなんだけど。とっても素敵!」とおおいに共感。

 が、それに反論する男性も。「歴史上の人物に恋愛するなんて、そんなの全然わからないよ!」。それに同意するのが、南米(ブラジル?)の女性。

「私も彼の意見に賛成! だってもう死んじゃってる人なのよ!? そんな男性とどうやって恋愛するのよ?」

 いかにも情熱的な南米女性の意見に爆笑。「もし、生きていたら、っていう話なのよ!」と先のアメリカ人女性が反論し、イギリス人男性も冷静に加担する。一方「ゲームのキャラと本人とは別物では?」と危惧する声も。

 おお〜! ものすごいお国柄大会じゃないか! とブラウン管のこちら側で私の気分は大盛り上がり。

 そのとき、司会者が「ところで中国の方のご意見を伺いたいとおもいますが」と、一時、各国の恋愛観を交えた話題を中断すべく、中国に振る。この司会者の意図をしっかり受け止めた中国人青年は、こう言い放った。

 「これはビジネスチャンスだと思います」。

 ツボでした〜! この中国の人、お笑いでもやっていけるかも! そのとき場の空気が、直角に曲がりましたね。

「歴史をポップアップしてビジネスにつなげていけるんだとわかりました。これをヒントにすれば、中国でもビッグビジネスになりえますね〜」

 番組の趣旨からは遠のいた見方かもしれないけど、外国人青年たちの面白ツッコミ満載な『クール・ジャパン』。日本がカッコイイかどうかは2の次でいいから、お国柄拝見な軽いノリでみていただければ、かなり楽しめるかと。