以前の「紙魚子の小部屋 パート2」はこちらhttp://blog.ap.teacup.com/tanukitei/から、 その前の「紙魚子の小部屋」はこちらhttp://ivory.ap.teacup.com/tanukitei/から。

紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

ヒモづく

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

 昨日はKちゃんと親子で、中学校で行なわれた入試説明会に出席。願書の書き方や入試までの過ごし方、入試当日の注意点などを、先生方に教えていただいた。つまり、緊張感と厳粛な空気を漂わせた空間に居合わせた訳である。そのはずである。

 しかしご存知のとおり、私たち母娘は、しごく真面目ではあるが、「緊張感」も「厳粛」もどこ吹く風のコンビなのである。

 進路指導の先生に従って、一生懸命願書の練習をするKちゃん。

 自分の該当する箇所には楕円形の丸で囲む、という部分では、文字の上下に定規で線を引き、その上で上下の線を丸みを帯びた線で繋ぐということをする。ものすごくぎこちない楕円の囲み線になるが、それくらいキチンとしなければならないそうだ。そういえばお兄ちゃんのときも、そうしたっけ。

 その指示に従い、Kちゃんが上下にキレイな線を引いた。完璧やん!

 と思ったのも束の間、下の線から定規を外すとき、定規に付いたインクがピッと流れて、紙が汚れてしまった。

「あ〜、ヒモができてもた!」

 ヒモ!? 定規についたインクが流れて、紙に汚れ線ができることを「ヒモ」っていうの!? おかーさんは、初めて知ったよ。と感心するやら笑うやら。

「おかーさん、ウケ過ぎ。しかもおかーさん、すぐ騙されるタイプやろ? 『ヒモ』って、ウチがいま作った言葉やし」 さもありなん。

 その日はまた説明会後、学校を後にしてからも、偶然にも「ヒモ」という言葉を見たり聴いたりすることが続いたので、そのたびに笑い転げてしまった母娘だったのでした。