まとめて「龍馬伝」
私の中では「『龍馬伝』ますます快調!」だ。
第6回の吉田松陰(生瀬勝久)、第7回の河田小龍(リリー・フランキー)、第8回の吉田東洋(田中みん)は、必見。
黒船に乗りたい!、アメリカへ行きたい!とアツく語る吉田松陰にあっという間に感化される龍馬。間髪を入れずに龍馬を一喝する松蔭の迫力に、私もはり倒されてしまった、いや、マジで。
カリスマのような存在がいると引き込まれるように感化されるけど、それじゃダメだと。「それは僕のやりたいことで、君のではない。悩んでいるヒマがあったら、今できることをすぐ始めろ」と。
で、私の中ではだけど、なんとなくいつも「やりすぎ」ではみ出していた感があった生瀬さん、この吉田松陰の大きさと迫力にぴったりと収まっていて、パーフェクト! いや、それ以上かも、と大感激。実はずっと、すごく気になっていたのでした、生瀬さんのことが。よかった、よかった。
河田小龍のリリー・フランキーさんも、ぴったりハマってたなあ。すべてお見通しなところとか、飄々としたとらえどころのない感じとか、何をしても憎めないところとか、重なってしまって。いいなあ、いいなあ。
で、弥太郎大活躍の前回。岩崎弥太郎の悔しさ全開、優しさ全開、友情(!?)全開な、弥太郎ファンとしては大満足の回。この回に楔を打ち込む男、吉田東洋。登場時から、ぎょろり、ぎょろりとした眼力によって、「やなやつ」感をアピールしてきたのが、ここにきて爆発(笑)
「わしは天才じゃから、なにをしてもいいのじゃ!」という天上天下唯我独尊体質の男だったのだ! むろん龍馬や弥太郎を虫けらのように見下す嫌なヤツなわけで。
それにしても前回は頭から、走る!走る!走る!弥太郎の連続で、しかも江戸から土佐までを16日で走破したというナレーションに、Kちゃんと「速〜っ!!」と驚いたし、終盤の漢文落書きにも「やるぅ〜!!」とウケまくり。すっかり掴まれてしまいました。錆びた刀を抜くシーンの演技力にもね。