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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

アンパンマンの正体

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 職場で、アンパンマンの顔デザインのパンについての話題が出た。

 成人してから、そのパンを買った同僚の方がいらして、一口食べて大ショックを受けたという。

「だってアンパンマンなのに、中身、チョコなんですよ!? 口は餡を予想して準備していたのにチョコだったから、最初何かわかんなくて。口の中、大混乱でした! アンパンマンなのに! 裏切られた気分でした! やなせたかしさんが怒りますよ!」

 その話を聞いた人たちは、もしアンパンマンのパンをみたら、中身は何か調べなくちゃね!、追跡調査してみましょうという結論を出し、その日のその話は一区切りした。

 後日、実直なひとりの職員さんが、「わたし、あれからアンパンマンのパンを発見したので、中身を調べたら(パン売り場のパン説明を読まれて判明)、やっぱりチョコレートでした!」という報告をされた。

 他にも「中身はチョコだった」という証言者もいて、「なぜアンパンマンパンの中身はチョコなのか」という検証段階に入る。これは「子どもは餡よりチョコの方を好む傾向が高いから」という結論に至る。

 私としては、もともと「アンパンマンパンの中身はチョコ」を自然に受け入れていた派だったので、逆に「アンパンマンパンの中身は餡であるべき」という意見に、新鮮な驚きをもって感心した。

 彼女の意見としては、売り上げや利益重視で消費者に迎合することなく、原作に忠実でなければいけないのだ。アンパンマンパンの中身がチョコであることに、何の違和感も感じていなかった自分を深く恥じ、反省したのだった。

 いつものことながら、曇りのない眼を持つ彼女のピュアな感性は、尊敬に値する。彼女から得たもの、学んだものは大きかったな。