卒業式
洗濯機を2回まわして干して、ゴミを出して、おちゃわんを洗って・・・などと朝家事をしている間に時間が過ぎ、それでも予定時間通りに出発したのだけど、駐車場を探してうろうろしている間に時間が迫って来て、焦る焦る!
でなくても苦手な「セレモニー」なので、ちょっと気鬱だったりする。卒業式で涙する、という殊勝なお母さんではないので。
だけど始まってみれば、キリスト教ミッションの学校なので、賛美歌に継ぐ賛美歌、全員でお馴染みの賛美歌の斉唱をしたり、子ども達のパートに分かれる美しい賛美歌のコーラスを聞いたりすると、こういうのを歌うのはたぶん最後だろうなと、ぐっとくる。
ことに私が小学校の卒業式のときになぜか卒業生で歌った歌(そのときは賛美歌の歌詞ではなかった)と同じメロディーの賛美歌440番を子ども達が歌ったので、「おお〜!!」とうれしくなる。大好きな歌だったのだ。
夜にKちゃんと、卒業式話題で盛り上がる。
賛美歌編
「今日の卒業式で歌った『♪みーかみのたまいし』って賛美歌、おかーさんが小学校の卒業式で歌った曲やねん。すごい好きなんや」
「あー、これ、うちも好きやねん!」(と歌を口ずさむ。)
「それそれ! でも歌詞は全然違うねん。サビの部分が『♪また逢ーう日までぇーまた逢ーう日まーで お別ーれ今日はー みーなさん さようなら』って」
「『みなさん、さようなら』って、その終わり方、めっちゃダサイ(笑)」
来賓編
「あの来賓のおじさんのお祝いの挨拶、サイコーに面白かったよな!」
「そうそう! 牧師先生の祝壽に負けないくらい、芝居がかっていて!」
「それまで睡魔に襲われそうで、『自分の卒業式やのに、寝たらあかん!!』っていう状態やったのに、いきなり『さあ! みなさん!!』って両手を差し上げてはったもん、思いっきり目が覚めてしもた! 面白かった〜! 思わず笑ろてしもた〜」
「あんな楽しいキャラがいたら、式典も退屈しーひんよね。お話も端的で短くって、しかもアツくて身振りもあってよかったし」
ということで卒業してしまうのが惜しまれるような、素敵な卒業式でした。