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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

ドラマ漬けの一夜

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 今日は『龍馬伝』と三谷幸喜脚本の三夜連続ドラマの最終回『わが家の歴史』を見たのでドラマに塗りつぶされた夜の部だった。

 Kちゃんとかなりのめり込んで『龍馬伝』を見ていて、岡田以蔵が暗殺者として有名で、「人斬り以蔵」と恐れられたことなどを教えてあげると、彼女は「以蔵、ええ奴やのに、可哀想やん! 武市半平太のためにやってるのに!」といたく同情していた。

 ラスト近くで、龍馬と加尾が別れるシーンにすっかりのめり込んで気持ちが盛り上がっている時に、すばらしいタイミングでKちゃんの携帯が鳴り、友達からの電話が!! Kちゃん、大苦笑しつつ携帯を開く。

「え、う、うん、今、いいけど〜」

 私は心の中で、「ええことないやろ〜!!!」とこっそり突っ込んでしまいました。

 電話が終わったと同時に、BGMが余韻を残しつつドラマが終わり、来週の予告編に突入。

「このタイミングで電話するか〜!?」

 でも明日の待ち合わせの打ち合わせなので、友達にとっては、確かに時間的にはこのタイミングしかないかもしれない。

 戦前戦後の昭和の大家族を描いたドラマ『わが家の歴史』は、昨日の2回目と今日の後半(鬼塚さんの死後から)しか見ていないけど、あの温かいラストシーンと、私がものごころ付く前の、昭和の出来事の数々が見られたのが収穫。Kちゃん曰く「昭和史がよ〜わかるな〜」。

 古川ロッパを演じた伊東四朗さん、鬼塚さんを演じた佐藤浩市さんは、さすがと言うほかないくらい、巧い。「リボンの騎士」の主人公、サファイアのコスプレで登場した手塚治虫に目を剥いたが、彼を演じたのが藤原竜也くんであることにも仰天した。でも見慣れてくると、それも「あり」に思えるのが可笑しい。ウエンツくんの美輪(丸山)明宏もかなりよかったぞ!

 それにしてもこのドラマで、主演の八女政子さんを演じた柴咲コウさんを、私は初めて「いい!」と思ったのだった。

 大家族のいい話(いや、もちろんそれだけではないのだけれど)って、ほんとは興味のある方向じゃないけれど、なんだかついつい見てしまった。

 もしかしたら時代は今、「実は、ふつうの人がすごいんだ!」というベクトルを向いているのかも。それをキャッチした三谷さんは、さすがにアンテナの立っている人だと思う。