桜の後に
以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。
雨が降るたびに、おそろしい勢いで雑草が伸びてくる季節になってきた。そろそろ、雑草系の花粉症に悩まされることになるのだろう。
桜がそろそろ葉桜になりかけている。でも八重桜は本番で、ふと桜餅が食べたくなるような、重そうな花をつけている。八重桜って、愛嬌のある桜だと思う。
モミジの柔らかな葉っぱが赤い縁取りをつけながら丸まった様子で誕生し、それがすこしずつ葉っぱを広げて来ている。日に日に成長が見て取れる、柔らかで新しい命を感じる季節だ。
雨が続く、どこかぼんやりとグレーな桜の季節よりも、新緑の季節の方が、なにか生き生きして、未来志向で、どきどきして、私は好きだ。
きっと学校に通っていた時に、この頃やっと、学校やクラスメイトに馴染んで楽しくなってくる頃だったからかもしれない。