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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

寒い!

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 桜も散ったというのに、4月も終盤にさしかかっているのに、この寒さはナニ!?といいたい。

 それでなくても、地震や火山の噴火や、天変地異の数々に不安を感じるこの頃。先日ちょっと見たテレビでは、太陽黒点が地球に影響を及ぼしています、というご意見も漏れ聞いた。星の動きが地球のみならず、人間への影響をおよぼすという話は、はるか昔から言われていることである。

 で、2010年の本屋大賞は、『天地明察冲方丁著(角川書店)。作者がWEB本の雑誌のインタビューで、こんなことをおっしゃっていた。以下は引用。

16歳の時に暦について調べていたんですね。八卦、六十四卦、七十二候、二十四節気陰陽道神道などを調べました。海外にいる頃、日本人の宗教は何だというクエスチョンをよくされて、それが心に残っていて、日本に帰ってきてカレンダーを見ていて、これが日本人にとっての宗教なのかなと思ったんです。すごく緩やかで曖昧で漠然としているけれど、何かしらそこに法則がある。時のめぐり、星のめぐり合わせに対して、ある種の信仰心がある。それは他の宗教とはあまりに違うけれど、言葉にならないものを日々の中に取り入れていく方法に関しては、日本人は巧みなんじゃないかと思うんです。そういうことを考えてカレンダーにハマっていったら、日本で初めて暦を作った渋川春海という人物にいきあたり、さらに調べていくうちに渋川春海自身にハマったんですですね。

 で、その渋川春海さんを主人公としたのが『天地明察』だとか。私は『本屋大賞』エントリー作品は、ひとつも読んでいないにも関わらず、感触として『船に乗れ!』藤谷治/著(ジャイブ)を押していたのだけど、今年の『天地明察』受賞は、なかなかタイムリーかもしれない。(読んでないけど・・・)

 しかし冲方丁さんって、すごい高校生だったんですね。私はひとり、こんな男子高校生を知っているけど、彼の未来も楽しみだ。