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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

のんびりいい天気。

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

 とってもいいお天気で、しかもオフの土曜日だから、お出かけしたいのは山々で、行きたい所も複数あったのだけど・・・午前中に整骨院に行っとかないとカラダがヤバい状態だったので涙を呑む。

 予想通り、というか予想以上に思わしくない状態だったようで、首のマッサージは中止で冷湿布のお世話に。しくしく。

 帰宅後、早急に読みたい(&読まねばならない)本が届いていたのでお昼に少々読書。

 海外小説の翻訳本なので、入り込むのが難しいかな?とビクビクものだったけど、期待以上の面白さと出来のよさにワクワクドキドキ。

 すごいシンプルな小説なのに、若い人たちに気づいてほしい事や、人生の先輩としての願いが、端々にまでギッシリ詰まっていて、そのことに感動してしまった。それでいて上から目線でなく、同等の年長者としてティーンと並んで歩いている感じだから、語り口や会話が爽やか。もちろん、ストーリーも「読んでいる」事を忘れるくらい、ぐんぐん面白い。

 内容は全然違うけれど、男性版『ぼくは勉強ができない』(山田詠美/作)や、内容的にはシンクロする『GO』(金城一紀/作)みたいなテイストで、カッコいい高校生たち、素敵な大人、爽やかなカップルの言動にムネがときめく。もちろんハッキリ「やな奴」だって登場する訳で。

 「スペンサー・シリーズ」でミステリファンにはお馴染みのロバート・B・パーカー氏の遺作となった『勇気の季節』(早川書房)。

 晩年になってから彼が執筆したヤングアダルトものの2作目である。多くの日本の中・高校生たちにも読んでもらって、心優しいパーカー氏を追悼したい。この小説の端々にまで刻み込まれたパーカー氏の願いや思いも汲み取ってもらえれば、さらにもっと、うれしい。彼が若いひとたちに残した珠玉のギフトだから。