以前の「紙魚子の小部屋 パート2」はこちらhttp://blog.ap.teacup.com/tanukitei/から、 その前の「紙魚子の小部屋」はこちらhttp://ivory.ap.teacup.com/tanukitei/から。

紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

まさかの営業妨害?

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

 三重県伊賀市は忍者のふるさとである。なので、忍者で町おこし、が合い言葉(?)になっているかのように、忍者グッズで溢れているかのようだ。

 本日たまたま見つけた忍者グッズは、なんとトイレットペーパーである。B級ニュースを毎日配信しているExsite Bitの記事“忍者文字”が刻まれたトイレットペーパーより引用↓

 三重県伊賀市の「上野印刷」が発売している『伊賀流忍法 虎之巻』(400円)は、トイレットペーパー。そして表面には、忍者同士が暗号に用いたとされる「忍者文字」が印刷されているという。

それにしても「忍者文字」の詳細が知りたい。同社に伺ってみた。

「日本には、漢字が伝来する以前に“神代文字”という文字が存在したそうですが、戦国時代には解読できる者がいなかったんです。忍者はその文字を利用していて、連絡手段に使っていました」

この“神代文字”、忍者が使っていただけに「忍者文字」と名付けられた。

そして、昨年末から伊賀市の上野商工会議所では、町おこしの一環として「忍者文字」の普及を行っているという。たとえば、伊賀市の街並みに並ぶ商店の看板を忍者文字にしたり、忍者文字の焼印が押された和菓子を販売したり……。

そこで、同社も“印刷屋”だからこそできる忍者文字の普及法を考えてみた。結果、到達したのは「トイレットペーパーに忍者文字をプリントする」というアイデア

「トイレットペーパーには、忍者文字を50音順にして印刷しました。これを読んで、皆様に修行していただきたいと考えております」(担当者)

私も修行するために、トイレットペーパーを取り寄せてみた。そして、マジマジと忍者文字を眺めてみる。読めない。消しカスが、無作為に放られてるみたいな……。クネっとした数本の線が、何かを形どっているのはわかる。

しかし、これはれっきとした文字。

「忍者文字は難しいので、パッと読める人はそんなにいません。読んで理解していただくというよりも、何回も見て覚えていただくのがいいと思います」(担当者)

ロールがなくなるまでは、繰り返し見て覚えていけばいい。使い終わった頃には、忍者文字の達人になっているだろうか。

伊賀流忍法 虎之巻』は8月22日より発売されており、伊賀市内のお土産店や、同社のホームページで購入することができるという。

 う〜ん、面白い! 私も修行してみたくなったぞ。

 しかし、である。以前ブログで書いたが、現代でも現役の虚無僧がいるように、現役の忍者だっているのだ。暗号として用いる「忍者文字」が普及したり、一般人が覚えてしまったりしたら、営業妨害にはならないのだろうか?

 そういえば忍者修行をしている外国人のなかには、情報機関のエージェントもいる、というウワサもあるらしい。忍者文字の普及を目指して町おこし、という表の顔とは別に、海外情報機関の営業妨害も兼ね備えているとしたら・・・?

 さすがは芭蕉を生んだ忍者のふるさと伊賀である。いにしえより脈々とうけつがれるスパイの地は、さすがに老獪なのである(と、勝手に感心)