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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

民主主義!?

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 本日のお正月準備進捗状況。

 今日は、いきつけの整骨院が開いていて、どうにも足腰が重かったので午前中はカラダのメンテ。ホントは忙しい最中なので、パスするはずだったけど。もっとも、おかげでずいぶんマシにはなった。

 玄関にお正月用のお花を生ける。たぬき亭のカウンタ―まわりを少しだけ片付け、台所のシンク周辺を掃除する。なんてはかどらない。やはり三食作って、家族としゃべるからだな。

 今日BSで民主主義についてのドキュメンタリー番組があり、TくんとKちゃんが仲良くみていた。というか、これは再放送だったので、TくんのおすすめでKちゃんが付き合わされた、というのが正しい。NHKの番組紹介より↓

「“民主主義” 世界10人の監督が描く10の疑問 中国 こども民主主義」

民主主義は本当に人類共通の価値観となりえるのか、世界33か国共同制作の中国編。「西欧的民主主義」が存在しない中国で、ある小学校が教育の一環で「級長を選ぶ」選挙を試みた。カリキュラムは、選挙運動、ディベート、演説会と本格的。「我が子を級長に」と親も介入し、一票を巡って親の地位を利用した場外戦やスキャンダル中傷合戦もあり、あたかも米国大統領選挙の様。「選挙とは何か」をあらためて考えさせる一作。NHKオンデマンドhttps://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2010020400SA000/index.html

 まず、先生が小学3年生のクラスからあらかじめ3人を選んでしまうところからして、民主主義と矛盾している。「スタートから制限付き民主主義〜!」とTくんからつっこみが。

 しかも親の肩入れが尋常でなく、級長になるための助言の嵐である。それどころか、親の地位と金を利用しての贈賄がまかり通っているのだ。クラスメイトへのプレゼントは、人気の電車貸し切り旅行だったりする。ディベートも相手の弱点を突く容赦のないもの。もっとも突かれてもひるまず反論するところが、中国の子どもの凄いところだ。

 金権政治そのままで、押しの強い者勝ちの世界に呆然。日本なら選挙違反でも、自然の摂理である弱肉強食に相当するリアルな判断で、賄賂や中傷もまかりとおるのかもしれない。現実離れした理想を語ったり、一歩譲ったりする謙譲の心はむしろ弱点になるのだろう。しかも「建前」という仮面すらない。どんな手段を使っても勝つという、まっすぐなパワーが一番大事なのだ。

 ゲーテの『きつねの裁判』を読んで以来のショックかも。正義は勝たない。