山寺へいこう
気持ちよく晴れた先週末、思い立って「大池寺へ行こう! ついでにお豆腐も買って来よう」と甲賀市水口まで、H氏と出かけた。
もともとは天平時代の行基菩薩がこの地に灌漑用の池を掘り、寺をつくったと伝えられている。その後寺は戦国時代の戦乱で焼失し、寺の名前も宗派も変わったが、行基菩薩がつくったといわれている仏像だけは残っていたらしい。
当時の地頭である織田信長の甥、織田正信が、大池寺再興のため多額の寄進をし、大池寺の開基となった。その後に小堀遠州の庭園がつくられたのだ。
という場所なのだが、私たちはもちろん寺の沿革になど興味はない。鳴きまくるウグイスの声をききつつ、「つっこみどころ」を探していた。
まず駐車場で車を降り、山の道を歩き始めるが、柴の垣根に額に入った料理の写真や文字や地図があるので、ついじっくりみてしまう。さほど大きくないので、なんだろうと近づいて読んでしまうのである。もちろんお近くのお料理屋さんの案内だ。
「これ考えたやつ、なんちゅう〜賢いんや!」と感心するH氏。 しかしもちろん金欠の夫婦には、ウマそうな料理の写真も猫に小判である(ちょっと使い方が違うが)
寺の入口はこんな感じ↓
入口左手の松の枝が、どんどん伸びている。
枝先からみると、こんな風。
拝観所をのぞくとお坊さんがお出ましになって、拝観料をお支払いしパンフをいただき、お坊さんから簡単な説明の後、お寺のガイド映像をみせてもらう。う〜ん・・・えらくビジネスライクで商業施設っぽい匂いがする。
庭園が観られる奥の院に案内していただき、「300円でお庭を観ながら、お茶を飲んでいただけます」というセールストーク(!?)が、お坊さんらしからなくて、ちょっと可笑しい。お値段は良心的なんだけどね。
私はお庭のサツキの大刈り込みの花がまだ咲いていなかったことに、少なからずショックを受けていたので、どちらにしてもお茶はパスだ。
その後お坊さんは、財布の紐が極度に堅い夫婦を放置してくれたので、反対側にある大きな屋根の鬼瓦を論評したり、本堂の釈迦如来像を拝んだり、思い思いに探索したり?した。
そのあと少し残る話は、また明日に。突如、睡魔が〜!