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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

山寺でゆるキャラに会う。

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

 甲賀市東海道五十三次の50番目の宿場である水口。そこにある古刹・大池寺の本堂の隅に、やや場違いなのぼりをみつけた。そこには、小坊主ふたりのキャラクターが描かれている。

 これは一体・・・?とみれば、のぼりには「びわ湖百八霊場」と大書してある。そしてご丁寧にもHallowed ground(霊場)と、英語でも書かれている。もちろん小坊主ふたりの下に彼らの身分および名前が明記されていた。

 彼らの身分は「びわ湖百八霊場公式キャラクター」であり、名前にいたっては「かけるくん」「めぐるくん」という。お寺ネタで笑いを取る漫才コンビのようである。

 しかし確かに滋賀県内に百八もある霊場なら、「かけめぐら」なくてはなるまい。血液型はAB型、好物はまんじゅうだということになっている。彼らは昨年の10月にできたばかりの、非常に若いキャラであるので、大切に育ててほしいものである。

 ところで「びわ湖百八霊場」とはいかなるものか?

 びわ湖百八霊場は、各宗派の垣根を越えて、数珠つなぎでつながれた琵琶湖一周の霊場である。平成4年に構想され、平成21年に正式に創設された壮大なスケールで展開されたプロジェクトである。すでに御朱印の授与が始まり、全寺院の位置を示すマップも作成されている↓

http://homepage3.nifty.com/mtpeak/tabi/jyunrei/syuin/sonota/biwako_108/biwako_108.html

 霊場の案内に注意書きとして「お願い=発足間もない霊場のため当分の間、各霊場会の状況により寺院名が変更される場合がありますので、ご承知おき下さい」とあるのが不思議。煩悩の数だけお寺をめぐるのだけど、お寺自体、もしくは寺院間の連携に複雑な煩悩があるのかもしれない。

 ともあれ20年がかりの壮大なプロジェクトである。「かけるくん」「めぐるくん」の認知度をあげ、県民はもちろん近畿圏内にてこのプロジェクトを周知されたい。成功を祈る。