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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

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中国の腐女子

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

  中国の腐女子の間でネット上話題になっているらしいニュース。もう爆笑。

 教科書に必ず収録されている中国唐代の漢詩は、もちろん本場中国でも必修。最近、中国の中学校の教科書に書かれていた「偶然再会し、感激のあまり手を取り合ってしまったであろう2人の男性」の挿絵に、中国腐女子が過剰反応して大騒ぎらしい。記事より引用です↓(挿絵は一行目の下線部リンクを開くと見られます)

 「腐女子」とは広義では女子のオタクのこと、狭義ではとりわけボーイズラブをこよなく愛する乙女達のことだ。中国で「腐女子」と言えば専ら狭義の方である。

その中国腐女子達の間で話題になっているのは、詩仙・李白と並び、詩聖と称される唐代末きっての名詩人・杜甫(とほ)の詩『江南にて李亀年に逢う』の挿絵だ。花びら降る晩春に、男性二人がしかと手をとりあい、10本の指をからませ、お互いほほを染めて、感極まった表情で見詰め合っている。

これに対し中国腐女子達は「萌え死ぬ!」、「杜甫(とほ)というより杜腐(とふ)!」と大騒ぎである。中国語の「腐」は彼女らの間でボーイズラブ化している状態を指す。この状況に一部のネットユーザーは「教科書に載せて大丈夫なのか」と心配気味だ。

なお、これは杜甫が戦乱により都を追われ、たどり着いた地で、かつて都で権力者達に寵愛された歌手・李亀年に偶然再会、すっかり落ちぶれてしまった姿を悲しむと同時に、栄華を極めた過去に思いを馳せ、涙するという内容だ。決して恋の歌ではない。

確かに再会しただけにしては、ただならぬ気配を感じないわけでもないが、この挿絵一枚でいろいろ想像が膨らんでいくとは、中国腐女子達のレベルの高さに脱帽である。

参照元:今日新聞網(中国語)

 私が高校生の頃、萩尾望都先生の『ポーの一族』や竹宮恵子先生の『風と木の詩』が大ヒットしたので、元祖「腐女子」を友達(声を大にするが、私は元祖腐女子ではなかった! 残念ながら『風と木の詩』は読んでないので)に持っていた身としては、かなり気持ちがわかるし、状況の楽しさもありありと想像できる。

 妄想が妄想を呼ぶのは腐女子の特権であり、性向だ。腐女子萌え系妄想パロディの同人誌をつくり、普通のロボットアニメや『ドカベン』ですら、ボーイズラブ化していたもんな。腐女子の妄想力の高さは、昔からハンパじゃない。

 中国の腐女子たち、教科書にこれだけ萌えられるんだったら、授業が楽しいだろうなあ〜(笑) 想像できるだけに、つい笑いがこみあげてしまう。私としては、日本の教科書会社にも、ぜひ見習ってほしいところである。もちろん中国も後退することなく、腐女子仕様を押し進めてほしい。腐女子は興味の対象にはのめりこむので、かなり学力上がるよ(笑)