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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

白なす

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 H氏の好きな茄子が毎日のように畑にできるようになり、家計的に大変助かっている。少し前からは、キュウリやナスビのぬか漬けを開始した。加えてKちゃんの大好きなトマトも、カメムシとの攻防を繰り返しつつも、日々収穫祭だ。紫蘇やオクラも活躍してくれている。

 今年H氏は、普通のナスビ以外に、「米ナス(加茂茄子)」や「白なす」を植えた。それらも順次収穫が始まっている。ただし2本ほどなので、すこしだけ。

 これらはすぐに火が通るので、早めに火からあげないといけない。煮くずれてしまったりするのだ。そのぶん実がとろとろになり高級感がある。ちょっと料亭っぽい。

 そしてそんなやんどころなさが際立つ「白なす」である。私も今回はじめておめもじかなった。色目も薄いきみどり色で、すゞやかだ。淡淡とした萌黄色というか。朝露にぬれた瓜の色というか。まるで貴公子のようである。本日収穫した分は、蒸し茄子にしてごまドレッシングをかけて食することにした。

 収穫した白なすを、たまたま出会ったH氏にみせてあげたら、ほほう、というように茄子肌をひと撫でして、不思議なホホエミ方をした。

「この肌触り! ちょっと、さわってみ?」

 収穫したのに、不覚にも気づかなかった。白なすが、えもいわれぬ滑らかな肌ざわりだったとは! 

 ほとんどエロティックでさえあるような感触である。なんだか自分が女郎屋で品定めしているうち、めったにお目にかかれない上玉のおねえさんに遭遇してしまったような妄想を抱かせるくらいの肌触りだったのだ。って、ナスビにエロスを感じてどうする!? しかも夫婦で!

 H氏の感想がまた。

「ほとんど

『アタシを食べなきゃ、だめよ〜ン♪』

てゆーてるようなもんや」。

お望み通りにしてあげますとも。