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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

日々悩む

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 このあいだ某育児雑誌を読んでいてびっくりした。著名な小児科医の先生が文章で「関西の人は食品の放射能に対する関心は低いだろうけど」みたいなことをおっしゃっていたからだ。

 スーパーはむろんのこと、JAの野菜売り場も道の駅でさえ、キャベツや白菜は、北関東や東北産ですが。

 魚に関していうなら、加工されてしまったら産地さえも、もはやわからない。ちくわやがんもどきを始めとする練り製品全般ね。こうなればもう、関東も関西も東北も関係ない。

 こんなときに、かつて不二家のケーキが消費期限切れの材料を使ったとか、伊勢名物の『赤福』が消費期限の改ざんで大問題になったことを思い出すと、いまや笑ってしまうな。あんな牧歌的なことで、あれだけ騒ぎ立てて、ずいぶんかわいそうなことをしたと思ってしまうくらいだ。

 買い物にいくたびに悩むけれど、生きるためには食べなければならない。無頓着や無謀は避けつつ、でも長期戦になるのに、いまからキュウキュウしていたら「持続可能な」生活は無理だ。

 逆に「遠くない未来には、もはや食べられない」ことになってしまうものだってあるかもしれないし、その辺も悩ましい。

 どうも5年後くらいには、いろんな結果が出ているらしいので、少なくとも数年後の私たちに対しては、自分たちで責任を持てるように暮らしたいけど、なんせ手探りだからなあ。きっと知ったらショックすぎることが多すぎて、とても発表できませんという政府の親心なんだろう。

 とはいえ「私たちはだまされていた」という言い訳だけは、第二次世界大戦直後までとしたい。

 

 ヒロシマナガサキ、ミナマタ、フクシマ。

 カタカナや横文字で地名が呼ばれる大災厄は、調べれば調べるほど、不思議なほど共通点があって、人は歴史からなにも学ぶことが出来ないと、痛烈に思い知らされる昨今だ。