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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

発掘!タイムカプセル

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 かぶら寿司の正確なレシピの記録がどこかに残っているはず、とH氏に命じられ、子どもたちが小さかった頃付けていたイラスト日記のようなものを探している。心当たりを見るが、なかなかみつからず。分厚いリングノートに3冊ほど書いているのだ。

 それが昨夜遅くに、ふと1冊分が見つかった。記録だけでなくレシートや入場券やパンフレットなども貼付けていあるので、もともと100枚入りで分厚いノートなのに、さらに膨れあがっている。

 ちらちらと見るつもりが、あまりの面白さにどっぷり浸り込み、真夜中に爆笑しながらページを繰る。ページをめくる手が止まらない。

 ほぼ20年前のノートだから、Tくんは2〜3歳だ。私は流産を繰り返し、Kちゃんはまだ生まれていない。おじいちゃんはまだ元気だ。家族フルメンバーで旅行だって行っていた。

 この頃わが家では、Tくんの独壇場(ひとりぶたい)である。おそるべきトリックスターだ。思いも寄らないリアクションが素晴らしい。

 手のかかる人で、気難しくて、集団になかなか馴染めなくて、幼稚園では「要注意人物」として担任の先生のブラックリストに載っていた。そんな困った面さえ、ユニークすぎたのでネタにできるほどだった。

 でも外見は可愛らしく、女子力満載の女性には大人気だった。幼稚園の先生たちをはじめ、女医さん、歯科衛生士さん、看護士さん、ピアノの先生の心をとろけさせ籠絡した。電車に乗り合わせた女子高生が一目見るなり「きゃーかわいー!!」と黄色い声をあげた。電車では見知らぬおばあちゃんやおばちゃんから、必ずお菓子をいただいていた。品よく礼儀正しい笑顔の素敵な男子なので、ご近所のおばさまたちにも人気者だった。

 たぶん日記を付けていなければ、記憶の片隅に埋まってしまい、二度と日の目を見ることの無かった「あんなこと」や「こんなこと」が、再び白日の下に晒されてしまった(笑) もっともわが家では、各キャラの『伝説』は、いくつも語り継がれているのだが。

 ともあれ、Tくんといい、Kちゃんといい、なんと面白い子育てを体験できたのであろうか。僥倖以外の何ものでもない。ほんと、ちいさい子のいる日常って、こんなにも面白いんだ〜! やっぱり日常って素晴らしい、ということも再認識する。

 現在Kちゃんがマイブームの『よつばと!』にも負けていない(いや日記では負ける? しかしキャラのユニークさではTくんも負けてないかも・・・)

 あまりに面白いので、「あんなこと」や「こんなこと」の各エピソードも後日ご紹介したいと思っている。

 あ、かぶら寿司のレシピ探すの、忘れてた!