頭痛外来へ
今度はいつ巨大地震が来るのか?というのは、皆さんの最大の関心ごとと思う。いつ何が起こるのかわからないなら、今のうちに(準備)できることはしておこう、というのが人情だ。
同列にするにはあまりにちっぽけだが、私は次のノックアウトされる頭痛がいつ来るのかが予想できないので、今のうちに打てるべき手は打っておこうと思い立った。
幸い近くの総合病院には頭痛専門外来がある。診療のある曜日を確認して、昨日満を持して(笑)行ってみた。
脳神経外科のシートで待っていると、ほどなくCT検査、その後、先生とトークによる「片頭痛でしょう」という診断と今後の指導。
とりあえずは念のためMRIの予約をすることにして、「頭痛ダイアリー」を記録するように言われる。なるほど、たしかにそれ、必要だわ。
カラダの情報を、記録によって集めることが出来る、というのは、面白いことだ。自分のカラダのことを知る大切さや面白さは、あんまり学校では教えてもらえないけど、私はたまたま仕事上、それもたまたま結婚前に学ぶきっかけがもらえて、とてもラッキーだった。
基礎体温をはかってグラフにしてデータをとっていくのは、変化が目に見えてわかるので、本当に面白かった。私はマメでも几帳面でもないけれど、カラダの言葉を翻訳するような作業は、とても興味深かった。ー 妊娠の可能性のある時期だけの作業だったけどね。
だから「頭痛ダイアリー」という新たなフィールドで、自分のカラダと向き合うのは、古い友達に久しぶりに再会するようなドキドキ感がある。
ところで、頭痛外来担当の木築先生は、とってもポップでファンキーだ。正岡子規のように坊主頭で、チョビ髭をはやし、丸いメガネをかけている。いわゆる「医者然」とされていない。存在自体からリズミカルなオーラが漂っていて、診察や問診もライブのようだ。
看護士さんにも「あ、頭痛ダイアリー、あと2冊ちょうだい・・・はい、サンキュー♪」みたいなノリだ。
「じゃ、これの書き方のしおりをよく読んで、次回持ってきてちょうだいね・・・オーケイ?」
普通に「はい」と返事をしたが、今考えると、イエイ♪ というべきだったかもしれない。