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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

ガーデン・ヒーリング

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 せっかく東福寺に来たのだから、方丈庭園もみようかという消極的な動機で、しかし入場料も払って入ってみた。東福寺のHPでは、こんな風に案内している↓  禅宗の方丈には古くから多くの名園が残されてきましたが、四周に庭園をめぐらせたものは当寺唯一の試みです。当庭園は1938(昭和13)年、重森三玲氏が作庭しました。  釈迦成道を表現し、八相の庭と命名され、近代禅宗庭園の代表として広く世界各国に紹介されています。  「当寺唯一の試み」、とか「広く世界各国に紹介」とか、禅を極めているにしては、なにげに自慢している。いやいや、広報は自慢してナンボだから、別にかまわないが。  石庭に関しては、私のテリトリー外なので、庭石が意味するものとか、白砂の流れだとかには、さほど興味がない。私がお庭に求める物は、ただひとつ。  そこで、憩えるか、憩えないか。  それだけだ。  うわあ。おもしろい!というのも入ってはくるが、その場所でひなたぼっこして、1時間ほどのんべんだらりできるかどうか、の方が大事なので、30分で飽きる小細工なら、別段なくてもかまわない。  ゆっくりのんびりと歩いたけれど、いや〜、不思議なほど憩えましたね。市松模様に刈り込んだサツキの西庭や、市松模様の配置された石と苔の北庭も、モダンで斬新だったけど、細長い枯れ山水の南庭、お昼寝できそうに心がくつろげた。  でも一番好きだったのは、北庭に張り出して行き止まりになった空中の回廊! 東福寺トップページの写真がそうかもしれない。ここが、とてもよかった。秋なら紅葉の海を見渡せるのだろうけど、それよりはまだしも静かな初夏に来て、青紅葉の海の上で、風にそよいでみたい気がした。