伽藍はまるで極楽。
霊宝殿の桜はお見せしたが、伽藍の桜もなかなかだった。もっともかなり散っていたけど。
名前はわからないが、妖精のくす玉みたいな桜が満開。
伽藍は個人的には「金堂」の薬師三尊像(中央:薬師如来、脇侍:日光・月光菩薩)と四天王立像が、どれだけ見ても見飽きなかったし、小さな「不動堂」にある五体の明王たちが、かなりの異形でカッコ良かった。
でも残念ながら、両方とも堂内は暗い上、遠目にしか見られないので、細かい所まではみられず。
大講堂は昭和5年の造築なので古いものではないけれど、どっしりとした佇まいと、なにより屋根の頂部にある火焔宝珠が、やたらカッコ良かった。
新緑と名残の桜越しにみる大講堂。
けっこう階段が急だったので、昇り降りはゆっくり、ゆっくり。
見よ、威風堂々の火焔宝珠! どこから見ても火焔が見えるように、十字に火焔がはめ込んである。
大講堂で参拝していると、春風がときおり強く吹いてー
桜が散って行くのがー
仏事の散華のように優美だった。
隣の弁天堂へ行く赤い架け橋から池を眺めると、向こうの岩場に短い滝が幾筋か見え、青紅葉の下には
長い長い花筏。
という極楽のような風景が繰り広げられていた。うっとりすぎますう。
(リアルな今週は、草むしりとかお風呂掃除とか、「お掃除大会ウイーク」を繰り広げているので、PCの前にはあまりいません。ブログがとびとびになり、すみませぬ。とはいえ、結果が目に見えるので、それなりに充実!)