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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

水無月

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 7月になった。今年も何もしないうちに、半年が過ぎてしまったわけである。ま、なにかしようと思っていたわけではないので、それも当然なのだが。

 唯一悔やまれるのが、6月中に「水無月」を食べなかったこと(なんてちいせえ〜)。いや、買おうという努力はしたのだが、スーパーの和菓子売り場にはなかったのだ。とはいえ、あれをわざわざ和菓子司まで買いに行くのも・・・と躊躇され、そうだ、シャトレーゼに行こう!と思いついた。スーパーの隣にあるので、面倒じゃない。

 遅ればせながら、「水無月(みなづき)」について蛇足ながら説明すると。

 京都では1年のちょうど折り返しにあたるこの日に、この半年の罪や穢れを祓い、残り半年の無病息災を祈願する神事「夏越祓(なごしのはらえ)」が行われる。

 この「夏越祓」に用いられ、6月の和菓子の代表なのが「水無月」だ。水無月は白の外郎生地に小豆をのせた三角形の和菓子で、上部にある小豆は悪魔払いの意味があり、三角の形は暑気を払う氷を表しているといわれている。

 室町時代には旧暦6月1日を「氷の節句」または「氷の朔日」といい、幕府や宮中で年中行事とされていた。この日になると、御所では「氷室(ひむろ)」の氷を取り寄せ、氷を口にして暑気払いをした。その氷が三角だったが、むろん庶民の口には入るものではない。そこで庶民の年中行事として氷を真似たお菓子ができたそうなのだ。もともと庶民のためのお菓子なのである。

 で、行きましたよ、庶民の味方、シャトレーゼ。ありましたよ「水無月」。上品な和菓子コーナーに。

 しかし、その価格をみて驚愕する。4切れ入ったのが3百いくら。それも4切れまとめて一切れ分の大きさで! ほぼ母の日のカーネーションのような扱いではないか!? 

 思わず怒り心頭に達し、そのまま店から退出する。いつから庶民の味方であったシャトレーゼは、とほうもない守銭奴になったのか!? こんなあくどい商売をするとは!

 ということで、6月末日の年中行事はわが家らしくなく、パスしてしまった。

 そして7月1日に、やっとスーパーに廉価で出回ったヤマザキ水無月2切れ入り(シャトレーゼの4切れ相当分!)105円を購入した次第である。

 文月に今年の目標発掘す