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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

暑い夏の日

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 子どもの頃はあんなに夏が好きだったのに、「日射病って、どこの話?」だったのに、一日中戸外で遊び回っても平気の平左だったのに、いったいどこでどうしたことか、激しく消耗してぐったりな日々だ。

 三連休も祇園祭も花火大会もどーでもいーしー!というくらい、投げやりな日々を送っている。てゆうか、ホントに隙あらば寝てるもんね。日向を5歩も歩いたら熱射病かというくらい、奇跡の様にぐったりする。こんなに太陽に弱いなんて、いままで気づかなかったけど、ドラキュラの血が僅かに流れているのかもしれない、とすら思う。

 それでも気を取り直して、なにかしなくちゃ、とマダムの行動を開始する。目を回しながらもファッションセンターで豪勢に衣服を買い込み、遅いお昼はおしゃれに冷製パスタをいただく。もちろん「しまむら」に行ったついでに西友でレトルトソースを買ってきてウチで作るのだ。

 その後は映画を途中からだけど見る。もちろん映画館ではなく、クーラーのない部屋でBSプレミアムだ。

 オードリー・ヘプバーン主演の「パリの恋人」。オードリーはものすごく魅力的で、ファッションショーのモデルという設定だけに、モードもシンプルながらきれい。

 でも実はフレッド・アステアとケイ・トンプスンが出し物としてからむ歌とダンスに目が釘付け。これが一番よかった。サルトルがモデルと思われる哲学の教授がコテンパンに小馬鹿にされている。サルトル、単なるスケベなオヤジじゃないか。噂には聞いていたが、当時サルトルファンにはやった実存主義ファッションといわれる黒のタートルネックも確認する。

 どうでもいいようなストーリーだけど、歌とダンスは素敵。音楽はガーシュインが担当している。

 というような、リッチなのかプアなのかよくわからない日中を、息がつける夕方になるのを心待ちにして過ごしている。

 太陽がいっぱいすぎて打ち萎れ