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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

リベンジ比叡山

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

 昨年登山口というか、ケーブル電車の乗り場まで行くも、時間切れにて引き返した比叡山延暦寺にリベンジ。

 というより、H氏に近場で車で行きたい所は?ときかれて、とっさに出てきたのが比叡山。少なくとも下界よりは涼しそうだしね。

 学校のバス旅行で行った、小学校3年生以来の延暦寺だ。いや、家族でも大学生くらいになってからも行ったのに、まるで記憶に残っていないのは、まったく興味がなかったからだろう。

 その頃の記憶は、比叡山野猿くらいのイメージしかない。昔は比叡山のお土産物屋さんには、サルがシンバルをたたくオモチャとかが、ネタではなく普通に売ってたし。

 昨日からあまり体調がよろしくないけど、せっかくのH氏とのお出かけだし、しかも比叡山ならテンションがいやでもあがる。テンションがあがっている間は、体調もそう悪くない。ともかく覚悟して出かける。

 延暦寺は広いし、あちこちに御堂や本堂があるので、行きたい所は厳選しないと。とりあえずは東塔、西塔、横川(よかわ)の3カ所のうち、メインの東塔の国宝館と根本中堂はみなくちゃ。

 朝からものすごく暑いけど、ものすごくいいお天気でもある。近江大橋を渡り、坂本ケーブルに乗り換えて、と思いきや、そのまま仰木あたりで棚田を見つつ登って行くうちに、だんだん道が細くなり、たどり着いた先は、やっぱりいつものように墓地だった。墓石に刻まれた無数の「南無阿弥陀仏」が迎えてくれる。なぜH氏が道に迷うと必ず墓地に行きつくのだろう?

 という紆余曲折を経て、奥比叡ドライブウェイに突入する。めったに入り込まない有料の道は、美しい山や琵琶湖を臨む絶景だった。もっとも運転する人は、うねる山道なのでよそ見は厳禁だ。

 結論からいえば、比叡山はさすが1200年の歴史ある日本仏教の母体だけあり、別格だった。世界遺産とか国宝なんてレッテルなんか目じゃないくらいスケールが大きかった。

 ほんの僅かしか見ていないけど、比叡山延暦寺の持つ歴史の厚みに圧倒、脱帽、そして合掌。

 むろん明日からは、比叡山レポートが始まる予定である。

 近江大橋より欄干越しに琵琶湖をのぞむ。えり漁の「えり」(湖中に魚を追い込むために作った柵)とお仕事中の舟が見える。なんの「お仕事」かは不明。

 大津市仰木の町から琵琶湖をのぞむ。

 仰木の棚田の中で、道に迷う私たちがみた風景。シャッターのタイミングがすべてズレて、きれいに整えられた棚田は撮れず(悲)