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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

青空書房が全国区。

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

 去る12月7日(再放送8日)にNHK(関西のみ)で大阪天神橋筋にある小さな古書店「青空書房」の店主、90歳の坂本健一さんへのインタビューが「かんさい熱視線」という番組で放映された。 再放送が8日にあったのに、両方とも見逃して悔しい思いをしていた。

 番組の内容は以下のとおり↓

 「大阪・北区の天五中崎通商店街にある古本屋を紹介。休みを知らせる張り紙にはご主人からの励ましの言葉があり、それを見に人が集まってくる。

 89歳(収録当時)の坂本健一さんは天五中崎通商店街にある店内の手書き張り紙が話題の古本屋のご主人。65年前から店を営んでいる。お客さんの身の上話を聞き、人生のアドバイスをすることもある。本を読めば読むほど人生の助けになると信じてきた。

 坂本さんは戦後間もなく結婚して青空書房を開き、半世紀に渡って年中無休で働いた。ところが9年前に脳梗塞で倒れ、毎週日曜日を定休日とした。けれど、せっかくお客さんが訪ねてくれたのに、話せなくて申し訳ないという気持ちからメッセージ付きのポスターを貼るようになった。

 坂本さんは2年前に妻を亡くしたが、入院していた妻・和美さんのために毎日絵手紙を送った。坂本さんがポスターに書いている激励の言葉は、自分へ送ったものだった。

 冨上朝世さんがブログで坂本さんのポスターを紹介している。義理の母親の介護と仕事の両立に悩んでいたときに、坂本さんのメッセージが心に響いたのだ。

 89歳の坂本さんは病院で毎日点滴を受けている。体力の衰えを感じ、定休日を1日増やした。坂本さんのもとには体調を気遣う人たちが集まっている。

 先月上旬、坂本さんのポスターの展覧会が開かれた。訪れた人には笑顔と涙が見られた。

 坂本健一さんのポスターは、自分への励ましのメッセージだった。人は優しさに支えられてこそ大きな苦しみを乗り越えることができる。そのことが人々に伝わるから、多くの人を惹きつけているのではないだろうか。

 どうも関西地区では大反響だったらしく、坂本さんのささやかなブログに「感動しました!」のアツい感想コメントが押し寄せたらしい。そしてたぶんNHKさんにも、そのどよめきは届いたようで、番組の再々放送が決まったらしいのだ。ああ、よかった!

 放送は12月24日(月)、クリスマスイブだ。時間は午前4時30分 〜 午前4時55分。眠り真っ最中の時間帯だから、タイマー録画かけておかなくちゃ!

 リアルタイムでは早朝の視聴しにくい時間帯だけど、なんと今回は全国放送だ。NHKさんよりの、ビッグなクリスマスプレゼントである。

 坂本さんのブログはこちら。玄人はだしの素敵な「本日休ませて戴きます」ポスターが見られます。