冬の比叡山へ
たまたま翌日が休みだったこともあって、当然H氏は比叡山行きを敢行する。
「10時から歯医者さんの予約入れてあるし」と言っても、「それ終わってから比叡山に直行やな」とウキウキ。負けました。
ということで、出発は10時半になった。いつものように車中で爆睡してしまった私が目を覚ましたのは、ふいにUターンし出した気配に気づいたからだ。
どうした?!と目をあけると、なんと夏に迷子になった棚田の細道にふたたび迷い込み、またもや墓場にたどりついてしまっているのだ! 無数の「南無阿弥陀仏」の洗礼をうけてのUターンだったのである。
目覚めていきなり爆笑することになろうとは! 年の初めからやってくれますな〜。
今回はケーブルに乗ってみたい、という私のリクエストで、坂本のケーブル乗り場を目指す。たしか日吉大社の近くだったような。
日吉大社を目指して、無事目的地にたどり着く。
門松の先が、鳥居に届いている! 長い!
巳年だからか?
そうか、これから乗るケーブルカーが、「長さも景色も日本一」だったとは知らなかった。ケーブルカーに乗るだけでもテンションが上がるのに、日本一のケーブルに乗れるのか。春から縁起がいいかも。
立体ケーブルが、いよいよ招き感を盛り上げる。
しかし徒歩5分でたどり着いたのは、あらたな矢印看板だった。
そのときの私の心中を、飛び出し坊やが代弁してくれた。・・・「うそつき」・・・。
目が×になった坊やから徒歩3分くらいで、やっとケーブル乗り場に到着した。