比叡山鉄道ケーブル坂本驛
たどり着いた坂本駅は、
ウェルカム気分いっぱいだけど、パッと見、なんてことない建物だ。
実は文化財だったのでした。
レトロ感あふれる待合室の内装。のんびりした時間が流れる。ケーブルは30分ごとに1本。5時が終電。このケーブルを使って通勤されている方もあるので、定期運賃も案内されていた。非常に高額で驚愕する。
スタッフの面々は、たいへん親切、かつ温かなホスピタリティで接してくださる。
ウッディな手作り感の待合室。あの手この手でサービスを尽くしてある。このカントリーなボードを使って遊んでみた。
ケーブルの往復キップの記念写真。切符代1570円というのも、日本一なのだろうか? それは(たぶん不利になるので)企業秘密です。
キップ自体は、銀箔押しの「縁」と「福」の文字が入る豪華版。この字は、天台座主様の墨跡で落款印(らっかんいん)付きという、ありがたいものなのだけど、大河ドラマ『平清盛』の天台座主イメージがいまだ濃厚なので、フィクションとわかりつつもミスマッチ感で笑いそうに。・・・すみません、座主さま。
スタッフは温かいが、山頂の比叡山駅は3℃。ここより5℃も低い。やっぱり寒いじゃないか!
ケーブルが入って来ても、発車5分前にならないと電車内はおろかホームにも入れない。
あ、ただいま「5分前」のアナウンスが入りましたので、ケーブルに乗り込みまーす。わくわく。