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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

思い知る朝。

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 個人的には楽しい日々を過ごしているのに、最近は悪夢を見て目覚めることが時たまある。今日も思わず4時に目覚めた。

 自分が原発事故に巻き込まれた夢は、リアルに恐い。原発も、放射能も恐いけど、でも一番恐かったのは、同じ場所にいる「人間」。まるでマンガや映画のように、容赦のないサバイバルゲームみたいで。

 それが夢ではなく、現実に体験したひとたちがいるということが堪え難い。なるべく遠くにと避難した人たちの心中も、そのまま留まった人たちの心中も、同様に私たちの想像をはるかに上回る苦悩なのだろう。もしかしたら現実とは思われないほどに過酷な。夢でほんの少しだけかじっただけでも、目覚めてずいぶん呆然とした。

 「『絆』なんて言葉は大嫌いです」といった福島の人の思いが、いまさらハッキリ心に沁みた。

 ネガティブなのではなく。まず現実を見る事からしか、何も始まらない。それに人間は多面体だからネガティブの数だけ、ポジティブもある。悲観はしない。