桃源郷で山菜採り
本日は例年通り、実家に帰らせていただきましたが、例年通りH氏同伴。
お昼ご飯も済もうかという頃、父の「町内の堤防沿いで山菜が採れる」という情報をゲットしたH氏は、突如目を輝かせ始めた。
「あんたは酒飲んでへんし、車で堤防まで行こ!」
細い道の堤防沿いにゆっくり走り、車を停車できるスペースを発見して、道端で山菜を探す。
が、ヨモギしかみつからない。
すると向こうの方で軽トラが止まり、年配の夫婦者がやはり、道端で探し物をしていた。その方向に向かって歩く。やがて、ちいさなシダが現れた。ワラビのなれの果てである。「なれの果て」になる前のワラビを探して歩く。少しなら、あった。ホンの少し。あと、「なれの果て」のうちでも一枝だけくるっとしてるのとか。
少し道を外れた場所のヨモギをお風呂用にいただいたのと、ワラビを少し摘んで、本日の収穫とした。
それでもウグイスが複数で鳴き交わし、そよ風が吹き、一本だけ、八重の桜が重そうな花をつけていたのを見たし、まるで桃源郷のような風景を存分に味わい、まさに心の洗濯。
極楽、極楽。
堤防からの眺め。
青空、白い雲、水田、麦畑、山の麓の家々。
子どもの頃はなんとも思わなかった風景。
遅咲きの八重桜をみると、
桜餅が食べたくなるのは、なぜだろう。
生ワラビ。
アクヌキ中の湯通し済みワラビ。