障子(しょうじ)と襖(ふすま)
以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。
2年越しくらい持ち越した仕事を、やっと果たした。おばあちゃんの部屋の破れた障子や襖の手直しだ。
材料は和紙、桜型和紙 障子用のり、目打ち、広告など。なんの参考資料も入門書も見ずに、まったくの自己流。さぞかしでたらめなことだろう。
障子なんかは、全面張り替えすればいいのだけど、築40年オーバーの家は、すでに立て付けが悪くて障子が外せなかった。だから、上から破れを糊塗した。いわゆる一時しのぎ。
そして修繕したことがわからないようなワザは持っていなかったので、あえて「見せる修繕」を目指した。目指した結果はこれだ。
「隠す収納」ではなく「見せる収納」があるように、「見せる修繕」だってあっていいと思う。
結局、午前11時から午後5時近くまで(途中お昼家事とお昼休憩が少し)かかって、ともかくも終了。2年間の肩の荷をやっと降ろせた。
それでもビリビリだった襖は、自分でも見違えるくらいに修繕できた(と思う)。少なくとも表面がささくれでなく、面となったことが、何より喜ばしい。
今夜は日田産の「梨園」(梨のリキュール)で祝杯をあげたいと思う。小さなコップ一杯しか飲めないけどね。