その日の後半(汗)
「アクリルたわしの手芸講習会」のあと、老舗の精肉屋さんで遠方分のお中元の手配をし、ついでに揚げ物なども購入して帰宅する。
3連休仕事だったので半日休みをもらったH氏が、汗だくになりながら畑仕事に精を出していた。帰宅後すぐH氏に、「買物のついでに、職場の事務員さんに野菜、持って行ってあげて」と頼まれ、午前中にひきつづき畑で少し収穫する。
今日の講習会への手みやげとして、籠いっぱいに収穫物をいれて持参した。という話をH氏にすると、「籠で野菜を持って行きなさい(ウケるから)」とリクエストがあったので、特に異存もなくそうした。車だしね。
H氏の職場は四角い建物の2Fにあり、外からインターフォンを押して名乗ることになる。事務員さんが降りてくるのを待っている間、1Fにいる警備員さんが、足早にガラスのドアに近づき鍵を開けてくれた。
なぜか眉間にシワを寄せた警備員さんは、胡散臭そうに「2階にあがっていいから! 何屋さんかしらんけど!」と、いい放った。
え? 何屋さん・・・って。もしかして、野菜の押し売り農家と思われてる!? そして暗黙の内にも漂う、この「しっ、しっ!」と野犬を追い払うような仕打ちって?? そんなに私、胡散臭い?? ゆっくりと事態を把握するうち、笑いがこみあげそうになる。
事務員さんが階段を下りてきたので、初対面のご挨拶のあと、そのままそこで籠ごと野菜を手渡しして、トンボ帰りした。
疲労ぎみのH氏に、「籠で持っていったの、大失敗やったわ〜!!」と一部始終を報告したら、いつになく大爆笑で、「おもろすぎる〜!」と大ウケ。「あの警備員さんなあ、(交代勤務される警備員さんの中で)一番愛想ないひとやし。元・刑事さんやねん」
おお〜! 刑事の勘では、私は胡散臭さすぎる人種なのだ!! 当たっていないことも無いけどー。
最近疲労気味のH氏が、珍しくちょっと元気に爆笑してたので、ネタとしてはよかったのかも。とはいえこれからは、パトカーと交番の前では緊張しそうだ。