奈良拾遺話
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奈良博を後にして、近鉄奈良駅前の商店街など、ならまちをぶらつく。正倉院にちなんだ琵琶模様の布巾や、大仏サイダーや、竹筒入りくずきりや、奈良絵の懐紙などを購入する。
アーケードを歩いていると『潮騒のメモリー(天野春子/歌)』がスピーカーから聞こえてくる。どこにいても、聞くなあ、これ。この前は近くのローカルなスーパーで聞いた。
奈良ローカルの南都銀行の前を通る。
重厚だ! これぞ銀行。
時間ギリギリまで歩いたけれど、行きたかった和菓子屋さんは見つからず断念。歩き疲れていても、楽しいウインドウショッピングに我を忘れる。時間がないので、特急に乗り込んで快適に京都まで連れて行ってもらう。
金色の鴟尾(しび)が眼にまぶしい。
くうきが透き通っているよう。
さよなら、奈良。さよなら、夏。
京都駅でJR線に乗り換え。ホームで電車を待っていたら、むこうに停車しているのは「スーパーはくと」。ひかえめなラッピング列車になっていた。
「まんが王国とっとり」「JIRO TANIGUTI」の文字が横書きに。
もちろん谷口さんのマンガだって。
それにしても、つい先日彼のマンガ『「坊ちゃん」の時代』を読んだばっかりなので、すごい偶然だ。