お昼ゴハン前後
以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。
今回は、見学が一個だけで早お昼ゴハンにありつけるので、前回のように空腹で目を回すこともなかった。明和元年(1764)創業の老舗料亭「魚三楼」さんだ。
鳥羽伏見の戦いの頃についた弾痕が、今でも店先の格子に残っている。
歴史に思いを馳せつつ、京料理をいただく。前回とは打って変わって、水を打ったように静かなので、となりの方がお手洗いから戻られたときに「お通夜かと思った」とつぶやかれたほど。でも食べるのに忙しくてしゃべることができなかったのかも。少なくとも私はそうだった。上品なお料理なのに、がっついてしまった。
酢みそあえとかすまし汁とか、ほんとに久しぶりにいただいて、美味しすぎて感激。感激しすぎて無口。お漬け物のキュウリの皮がストライプになっていて、その技はうちでも使うけれど、上下にずらせて重ねて市松模様にするなんて。京料理はほんとに勉強になる。
集合まで時間があるので、向かいの「駿河屋本店」で老舗の和菓子を物色する。看板は練羊羹だけど、シーズンの栗蒸し羊羹をお買い上げ。
玄関には白い彼岸花が!
老舗の和菓子司のとなりは、学習塾! 不協和音ではあるけど、不思議なコラボだ。