以前の「紙魚子の小部屋 パート2」はこちらhttp://blog.ap.teacup.com/tanukitei/から、 その前の「紙魚子の小部屋」はこちらhttp://ivory.ap.teacup.com/tanukitei/から。

紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

御香宮神社へのオン・ザ・ロード

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

 「魚三楼」さんより、徒歩で後香宮(ごこうぐう)神社へ向かう。途中「近鉄桃山御陵前」の駅に遭遇する。

 この雑然さのすぐ近くに聖域があるなんて、京都はやっぱり面白い。

 そしてさすがは酒処、水処である、「名水めぐり」の大きな地図が。

 おまけにこの辺りは、歴史的にも興味深い場所なのだ。

 道を隔てて敵味方が、それぞれに陣を構えていたなんて。これが近代日本の幕開けだなんて。近すぎて可笑しすぎるぞ。

 

 ほどなく、車道にまたがる後香宮神社の朱の大鳥居に接近するが、不思議なコラボを発見する。

 鳥居と十字架のコラボ!?

 もう一度横手を見れば、石垣に乗った白壁の塀が続く内側に、和風建築。

 でも、門は洋風でそのトップには十字架!?

 基督教会!

 しかも幼稚園を併設している。わああ、斬新!

 京都新聞の記事「カテドラル京都16」によれば、

 桃山基督教会は1936年、奈良の宮大工が完成させた。当時の京都教区のニコルス監督が、隣の御香宮(ごこうぐう)神社と調和するよう神社風にした。

 建物は1階が桃山幼稚園のホール、2階が礼拝堂。聖堂の黄の窓ガラスは外光を黄金色に彩る。昭和初めの大阪ガラスという。天井はノアの箱舟の船底のよう。軒丸瓦には十字の紋が。

 写真で見ると、幼稚園の1F部分は改装されており、きれいで使い勝手がよさそうだが、2Fの礼拝堂と屋根の十字架の意匠は、創建当時のままだそうだ。どんなにええ仕事をするねん、宮大工さん!

 なるほど、隣の神社との調和を図るため、あえて木造和風建築になったのね。黄色の大阪ガラス、カッコ良すぎる! いや京都新聞に載っていた写真をみると、礼拝堂のすべてがカッコイイ! 

 そんな風に、ツアーと全く関係ない場所に、ひとり小ネタを見つけては萌えていたのでした。

(そんなことをしてるから、わああ〜、遅れをとってしまった〜!)