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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

運転手さんも素敵。

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

 今回のちいさな旅は、単なるおでかけ以上の印象的なものだったが、忘れてはいけないのが運転手さんの存在だ。

 普通、運転手さんの後のプレートに注意事項として、「運転手にむやみにはなしかけないでください」というものがあるが、「むやみ」ではないにしろ、運転手さんはいろんなお話をしてくださった。

 運転も穏やかで慎重だったが、人柄も同様で、しかもほどよく陽気で気さく、親切でサービス精神あふれる方だった。

 私が「行きは長かったのに、帰りは早く感じますね」と、メンバーの方に話しかけたのを、小耳にはさんで引き取ってくださった。

 「脳は『新しいこと』が好きだから、新しいことを体験すると一生懸命認知していって、行きは長く感じるらしいですよ。帰りはすでに見た風景だから、脳は認知しなくて早いんです」

 へええ〜! だから子ども時代の一日は長いんだ! 逆に毎日新しいことをすると、充実した一日を送れるということになるよね。いいことを聞いた。

 すっかり下界だけど、いまだ永源寺を走っているとき、運転手さんが「面白いもんがあるので、ちょっと寄り道しますね!」とイタズラっぽく笑ったのでピンときた。「もしかして、カカシですか?」と聞くと「なんで知ってはるんですか?!」と逆に驚かれた。永源寺図書館に行く途中の田んぼの中の細い道を走ると大体遭遇する「カカシ・パラダイスな場所」があるのだ。

 ちょっとした広場に集う、一見農作業姿の人々。でもよく見れば、それは「リアルすぎるカカシ」。

 

 反対方向の窓から撮ったので、うまく撮れなかったけど。最初はカカシだとわからず「??」だったが、アナウンスが入って少しの間を置いた後、車内はけっこうな歓声がわいた。運転手さんの面目躍如だ。

 というわけで、帰りの道中も含めて、とても濃い内容の一日を過ごすことができた。お世話くださった方々、どうもお疲れさまでした。そして、ありがとうございました。