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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

天王寺はポップ

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 なんだか気になってしょうがなかった大阪市立美術館の企画展「再発見!大阪の至宝!」を見に行く。本当は来週に行こうと思っていたけど、一番見たかった「油滴天目茶碗」(ポスター左上の宇宙人みたいなまるいの)が、前期展示で17日までだったので、急遽変更。

 ほかにも秀吉の富士山の陣羽織とか、安宅コレクションとか見たかったものはいくつかあった。残念ながらもうひとつの目玉「飛青磁 花生」は後期展示のため白黒写真のみだったけど。それでも逸翁美術館(小林十三)や藤田美術館(藤田伝三郎)のお宝が出品されていたので、「ほほう〜」という感じ。

 というわけで、大阪駅環状線に乗り換え、天王寺で下車。腹ごしらえに「MIO」という駅ビルのショッピングセンターへ。

 そこでまず、驚愕したのがトイレ。私の中では、清潔を保った洗練されたトイレは「ミホ・ミュージアム」のトイレが別格だったが、ここはすごくポップでおもてなし感がいっぱいだ。

 まず入口付近には同伴者が気分よく待てるよう、クッションが効いた明るいデザインのハート型の大きな椅子がある。壁面はグローバルな人々の様々な顔写真で構成された、ちょっとポップアートな空間。

 トイレの床はカラフルなタイルでポップな気分を盛り上げ、白いドアは玄関ドアのように表情があり、お茶目に招き入れてくれる。中には荷物をかけられるフックが掛けやすいように目線の位置にあり、しかもちょっとレトロデザインでおしゃれだ。鍵もとても掛けやすかった。勝手に水音が流れ、ことが終われば勝手に流してくれ、至れり尽くせり。洗面所にはちょっとしたコロンまである。100点以上のトイレだろう。

 トイレの話の後で恐縮だが、かるくカレーうどん定食をいただいて、文具コーナーで赤塚不二夫のマスキングテープを購入し、前回の記憶をたどりながら迷わず天王寺公園まで来れた。快挙(笑)

 天王寺公園前では高層ビルと通天閣、そしてハリボテ感満載のラブホテルが見渡せる。なんてポップな場所だろう。大阪市立美術館へのルートとしては、いうことなし(本気で絶賛してます)。