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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

お宝へのアプローチ。

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 天王寺公園前で美術館のチケットを購入し、公園から小径に入る。15年ほど前に、美術館でフェルメール展が開催されたのを記念して「フェルメールの小径」と命名されたが、フェルメールを起想されるものは見当たらない。  しかし、このロマンチックな名前の小径をしばし歩いた右手の森は、とても素敵な日本庭園「慶沢園」だ。  初夏にれんくみさんと初めて庭園に入って四阿で休んだが、その自然で趣味のいい緑の趣に感動した。作庭は「無隣庵」で有名な名匠・小川治兵衛さん。私は「無隣庵」より、こっちの方が好きだなあ。  今は秋の風情がまた、素晴らしい。横からの門扉が開かれ、菊花があしらわれている。それもこれ見よがしの大輪ではなく、小振りながら庭園のテイストにふさわしい情緒のある菊。  左側には丁字菊。  雨にぬれた風情がしっとりと。  人なつこい子犬のように、愛らしく首をもたげていた。  丁字菊は花の中央が盛り上がり、花弁が筒状になっている古典菊の一種。  丁字菊は江戸時代につくられたそうだけど、「伊勢菊」は平安時代からのものらしい。もちろんこちらも古典菊だ。  伊勢菊は花弁が垂れ下がり、伊勢の国司伊勢神宮との関わりで栽培されたもの。  自然ののびやかさも存分に活かした、慶沢園のサイドからの入口。  ああ、入りたい! けど、今日は急ぐ旅なので、がまんがまん。  紅葉に埋もれる通天閣  こちらが慶沢園の正門。  門の横には菊人形ならぬ、巨大扇に作った菊が! 鳩たちものんびりと散歩していた。  横目に慶沢園を見つつスルーして、大阪市立美術館へ急ぐ。  さあ、大阪のお宝を拝見だ!