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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

一週間ドラマ3連チャン・日曜日

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 このシーズンは楽しみにしている連続ドラマが3本もあって、「LIFEー人生に捧げるコント」のシリーズが一段落してお休み中(だと信じている)の寂しさを吹き飛ばしてくれた。日曜、月曜、火曜と続くドラマの日々だ。

 ではまず日曜から。TBSの日曜劇場、夜9時からの、クドカンの青春群像コメディ「ごめんね青春!」。1回目を見た時は、「あれ?(違う)」と思い、2回目は落としてしまったけど、3回目はすごく面白かった。それから追いかけてます。

 敬虔なカトリック進学校の女子高校と、一応大学付属なのでエスカレーターで大学進学出来、勉強はいまいちな仏教系男子高校が合併する??というハチャメチャなコメディ。

 主人公、男子校の・原平助(この名前って・汗)の14年前の恋愛ストーリーも絡んだ、群像学園ものだ。ピュアで気弱なところもあるけど、教師としては生徒の信頼も厚く、なかなかイケてる平助役は綾戸亮くん。

 個人的に結構お気に入りは平助の亡くなった母・原みゆき(森下愛子)。

 ナレーションも彼女だ(だってすべてを見通せる。誰の心の中だって、別の場所にいたって、なんでも。なんでそんなことができるのかって?だって死んでるからなんでもありなわけよ、クドカン世界では!)。

 しかも彼女は「登場」する。主人公である息子の部屋で不思議なポーズをとる観音菩薩像となって。ときたま観音コスチュームで母の姿になって、息子・平助の悩みを聞き相談に乗ったりもしている。

 ちなみに平助の兄・一平はえなりかずきくん。役柄はお寺の若住職で、元グラビアアイドルを妻に持ってたりするも、一平の浮気が発覚??みたいな意表を突くキャスティング。もちろん狙って入るんだけど。

 で、共学にするかどうかを決めるため、ためしにひとクラスを男女共学にするんだけど、そこでの人間関係がまた複雑を極めてくるけど、何故かすんなり頭に入ってくれる。誰と誰がくっついてるか、別れたか、片思いかっていうのが、いっぱい。しかもみんなキャラが濃いし。いや、それぞれが個性的だからすんなり頭に入るんだろうな。

 あと先生たちもかなりの濃いキャラ揃い。女子校の敬虔なシスターの校長先生役が、まさか斉藤由貴さんだなんて、HP見るまで気づかなかった! ちなみにクドカンの昔好きだったアイドルが彼女らしいです。男子校の校長は、ひとくせありそうな生瀬勝久。ドラマタイトルにも関与する、意外な別の職業と別の顔を持つ男でもある。

 とまあ、主人公の14年前の恋愛の謎を引っぱりつつ、現在の膨大な数々の恋愛をも絡ませつつ、怒濤のように物語がばく進中。ときに現実でクドカンが地雷を踏んでしまったり、いろんな意味で、てんやわんやな、でも私が好きなタイプのドラマになってます。