近場で紅葉。
たぶん紅葉の名所は大混雑真っ最中だろうけど、やはりちょっとは見ておきたい。でもダラダラ過ごしてしまったから、もう15時もとっくにまわってしまった、という昨日の夕暮れ間近。自由時間はあと40分なのに。
思い切って、えいっ!と出かけた。
車で10分ばかりの市内の神社へ。近場な古刹「兵主大社」だ。創建は奈良時代始めといわれている。ここなら4時前に家を出ても、4時半には帰宅出来る。
駐車場の前から、紅葉がお出迎えだ。
石の太鼓橋を渡って、鳥居をくぐる。
もとは足利尊氏が寄進したという楼門。さすがの威風堂々。
ちょっと傾ぐ扁額。
参道はいかにも鎮守の杜だ。
玉砂利の参道を、樹々を見上げつつゆっくり歩く。
この紅葉の裏には、平安時代に造られたといわれている地泉廻遊式庭園(ちせんかいゆうしきていえん)がある。入園は有料。今日はもみじメインだし、時間もないのでパス。
見上げれば、色とりどりの葉っぱのトンネル。
オレンジと黄色と赤の見事なトリオだ。
こちらは緑と黄色と赤の見事なグラデーションだ。って信号か?
こちらは熟しきった燃えるような赤。
行き交う人影もぽつりぽつり。すでに観光するには時間も遅いしね。
「この辺の観光地」ではあるが、「この辺」自体が、観光地としてマイナーな場所だし。一応観光バス用Pもあったけど、それほど有名とも思えない。私は好きだけど。
おお、きいろい紅葉もなかなかやるもんだ。
綾錦。
楼門を隠すもみじ。
黄色のコラボ。
そろそろ帰るとするか。
こんな近場で紅葉狩りを兼ねて、ぐっと観光気分。
エセ観光客、鳥居をくぐるの巻でした。
ウチに帰ったら、ほんのりとした夕月が、柿の枝からのぞいてました。