夫婦でメガネを。
メガネが合わなくなって来たので、夫婦でメガネを買いに行った。ショッピングモールに入っている激安メガネ店である。
私は先日免許の更新に行って来た時、小さい文字は見えるのに、大きいCの切れ目に引っかかってしまったのが気になった。以前から、H氏に「片目が斜視になってるから、病院行けば?」と言われていたし。たぶん乱視が進んでいるのだろうと思っていた。
それで病院に行ったら、目を支える筋肉が衰えているので、これからも斜視が進んで行きます、治療も予防もできません、ひどくなったら手術しましょう、ということだった。ちょっとばかりショックだが、見方によっては治療にいかなくてもいいということでもある。と気を取り直し、ショックを忘れる。
私は運転に支障が出ないよう、乱視を矯正するメガネを作ってもらう。
夫は「イメチェンしてみよ」といい、今までのフレームが目立たないのからフレームがしっかりついたのに替えた。ちょっと老け顔になったので、渾名をつけて「教授」と呼ぶことにする。(私の「教授」イメージは坂本龍一ではなく、極悪人「モリアーティ教授」だったりするのだが)
実はメガネを見る前に、モールの中の中華料理店でお昼を食べた。行きのカーラジオで、餃子の話をしていたから頭の中が餃子だったのだ。
まめなH氏が「お茶いらん?」と訊くので、「どっちでもいい」と言うと「もらいにいってくる」と席を立っていった。なかなか帰って来ないので不思議に思っていたら、茶葉入りの茶こしがついた、ちゃんとしたカップをふたつ持って来た。「なんか飲み放題みたいで、いっぱい種類があったし♡」
え? これって、まさか? と振り向くと、やはりドリンクバーがあった。教授はドリンクバーのシステムを知らなかったのか??
ひとつはジャスミンティー、もうひとつは「名前はわからんけど、あんまりおいしくないお茶」らしい。「あんまり美味しくないお茶」をもらって飲んだ。不思議な味のお茶は、お会計のとき見たら「龍井(ロンジン)茶」と書いてあった。もしかして高級茶なのか?(調べたらどうもそうらしい。もっともそこのお店のはどうかは不明だが)
教授が「まちがえてドリンクバーを使ってしまいました」と正直に申請したら、女神のようなレジ担当のおばさんは、「あなたは正直者ですね、ほうびに一人前のドリンクバー料金にしてあげましょう」とばかりに、ひっそりおまけしてくれた。
夫婦で出かけると、なんらかのハプニングがあって珍道中になることもしばしば。いつもは私がハプニングを引き起こすのだが、珍しくH氏がやらかしてくれたので、ネタにする(笑)